96年、97年頃の黒沢はとにかく多忙を極めた。監督としての長編映画の仕事は年間4本か5本はザラで、それ以外にもテレビ用の短編作品も手がけていた。今振り返れば、黒沢にとってプログラム・ピクチュアの幸福な時代は既にほぼ終わりに近づいていたのだが、オファーのあった仕事は断らない誠実な仕事ぶりが内外で驚嘆されていた時代でもあった。またしても関西テレビの田中猛彦プロデューサーのオファーで、全3話の『学校の怪談』シリーズの最新作である『学校の怪談f』の話が持ちかけられる。全3話のドラマのうち、第1話と第2話は『リング』の中田秀夫が担当。第3話の26分間を黒沢が担当した。このドラマは制作会議をする時間がなく、脚本家である大久保智康が『CURE』の合間に打ち合わせをしていたのはあまりにも有名なエピソードである。その大久保は『CURE』のエキストラとしても、何シーンも通行人役をやらされたらしい 笑。 30年
酒場ライター・スズキナオとパリッコによる、この世の中でまだ知られていない酒スポットや酒の楽しみ方を探求するユニット「酒の穴」の酩酊対談集。 発売から1ヶ月でまさかの増刷。少し売れてます。 酒の穴とは、 日常的な生活の中にぽっかりと現れる「今ここで乾杯できたらどんなに幸せだろう」と思うような場のことで、それは必ずしも居酒屋やレストランでなくてもいい。むしろなんでもない空き地とか、川沿いの原っぱとか、公園の売店だとか、そういったところに極上の酒の場があるのではないかと思う。そしてそれを探求するユニットが「酒の穴」なのである。 拝読して、おふたりが呑み屋で滔々と喋っているのを隣のテーブルで盗み聞きしているような感覚を覚えました。もしかしたらこのふたりは山から降りてきた狸かなんかで、しばらく人間社会で人に化けてなんとかやってるけど、呑み屋に行っては人間観察や人への愚痴を言ったり、酒文化の面白さなど
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:プロ用のすごさを思い知る
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