服などに付いたしつこい汚れに悩む人が駆け込むシミ抜きの一大流派がある。高知市に本山がある「不入流(いらずりゅう)」。門下生は全国に約3千人。創始者が全国各地で技術を収集し、1200種類を超える独自の技法に磨き上げた。 【動画】門下生3千人を抱えるシミ抜き流派「不入流」。祖主・高橋勤さん直伝の方法で、シャツの汚れが取れていく=森岡みづほ撮影 「仕事始めに」と気合を入れて、初売りセールで茶色のセーターを買った。だが、気づくと胸元にペンの青インクがぺったり。「これも新聞記者の宿命か」と慰めたが、やはり悔しい。 そこで高知市の繁華街から5キロほど離れたシミ抜き店に駆け込んだ。不入流を創設した高橋勤さん(69)の道場だ。 「強い薬品を使わなくても汚れは落とせます」。高橋さんは素材を確かめ、アルコールと界面活性剤を含んだ薬品を吹きかけた。小さな筆で、過酸化水素、尿素、重曹などが入った薬品をなでつけてプ
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