水戸刑務所は17日、受刑者に不適切な対応をしたとして、下妻拘置支所(下妻市下妻甲)勤務の男性看守部長(55)を減給5分の1(2カ月)の懲戒処分とした。看守部長は同日付で依願退職した。 同刑務所によると、看守部長は平成26年から28年2月下旬までの間、約5人の男性受刑者に対し、漫画やアニメなど業務に無関係な話題で私語を交わしていたほか、尻や腰を押したり、たたいたりと、必要以上に接触を繰り返していた。受刑者への注意や指導も怠っていた。 中でもある男性受刑者に対しては、股間を触ったり、氷を首筋から背中に入れたりするなどの悪ふざけも行っていた。この受刑者は看守部長について「私語の機会が多く、悩みも聞いてもらってとても話しやすい人だった」と話しているという。 28年2月下旬、なれ合っていた受刑者の1人が他の看守との面接で申し出て、発覚した。同刑務所の嶋崎公弘所長は「国民の信頼を失墜させるものであり、