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ブックマーク / kaikaji.hatenablog.com (6)

  • 毛沢東と「野望の王国」 - 梶ピエールのブログ

    ・・さて、前置きのつもりの上の文章ががずいぶん長くなってしまったので、別エントリを立てます。というわけで日だけではなく世界中でその振る舞いが警戒されつつある中国とはどういう国なのか、その「建国」の事情に立ち返って捉えなおすには、なんといってもこの書物でしょう。 毛沢東 ある人生(上) 作者: フィリップショート,山形浩生,守岡桜出版社/メーカー: 白水社発売日: 2010/07/17メディア: 単行購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (19件) を見る毛沢東 ある人生(下) 作者: フィリップショート,山形浩生,守岡桜出版社/メーカー: 白水社発売日: 2010/07/17メディア: 単行購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見る  7月に出たこの上下巻は相変わらず書店の中国コーナーに平積みにされているけど、若年層の中国離れがいっそう進

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    kaoruw
    kaoruw 2010/10/02
    「毛沢東 ある人生」白水社
  • 「内巻化(involution)」する第二世代の農民工 - 梶ピエールのブログ

    先日、仕事で上海に出かけた際に、劉伝江ほか著『中国第二代農民工研究』(山東人民出版会)というを見かけて購入した。いわゆる「第二世代の農民工」の意識や行動に関する、大規模なアンケート調査に基づいた包括的な研究書で、とても有益な内容だったので、簡単に内容を紹介しておきたい。 ここでいう「第二世代の農民工」とは、具体的には1980年代以降に生まれた一人っ子世代を指し、富士康で自殺が相次いだのも、まさにこの世代の若年労働者であった。 実際、事件の背景に「新世代(第二世代)の農民工」の意識の変化について考える必要があるのではないかという社会学者方の指摘もなされている(http://policy.caing.com/2010-05-28/100148097.html)。 いわゆる「農民工」については、日ではこれまで「農村からの出稼ぎ労働者」という説明がなされてきた。しかし同書によれば、第二世代の農

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  • 春のNHK - 梶ピエールのブログ

    やはり自分でいったんブログにまとめる作業をしないと番組チェックがすごく甘くなるということがよくわかったので。twitterに流して「作業」した気になるな!(自戒) 2010年4月18日(日) 午後9時00分〜10時13分 プロジェクトJAPANシリーズ 日と朝鮮半島 第1回 韓国併合への道 伊藤博文とアン・ジュングン とうとうこのシリーズが始まるのか。 2010年4月25日(日) 午後9時00分〜9時49分 疾走巨大都市 上海〜20世紀を駆け抜けた街〜(仮) これはBSでやっていた「爆走都市」のシリーズの中の一つでしょうか?できればムンバイの回も地上波で放送してほしいのですが。 NHKスペシャル アフリカン・ドリーム 第1回「“悲劇の国”が奇跡を起こす」は素晴らしい内容でした。今後にも期待。 第2回 5月2日(日)放送予定 「大地の力を我らに〜”資源回廊”の新たな挑戦〜」 第3回 6月6

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  • チョコレートの経済学 - 梶ピエールのブログ

    よい子のみなさん、2月14日は何の日か知っていますか? そう、大事な人にフェアトレードのチョコレートを贈って児童労働反対の運動に巻き込むための日なのです! ・・バレンタインデーに児童労働の問題を考えることが果たして適当かどうかはさておき、フェアトレード運動について理解する上で、最近出たこのは間違いなく良いだ。特に十分経済学の素養がある人こそ、騙されたと思ってこのを手に取ってほしいと思う。 フェアトレード 倫理的な消費が経済を変える 作者: アレックス・ニコルズ,シャーロット・オパル,北澤肯出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/12/23メディア: 単行 クリック: 17回この商品を含むブログ (7件) を見る 覚えている人もいるかもしれないけど、以前このブログで、かなり粘着的にコーヒーを中心としたフェアトレードの問題について連続してエントリを書いたことがあった。 まっとう

    チョコレートの経済学 - 梶ピエールのブログ
    kaoruw
    kaoruw 2010/02/15
    「本来、フェアトレードはマイクロクレジットや政府の農村開発や国際援助などと排他的なものではなく、それらと複合的に組み合わせてこそ意味があるのだ」
  • 『海角七号』を観たゼ! - 梶ピエールのブログ

    先日、台湾で空前のヒットを記録した映画『海角七号』を梅田の映画館で観た。 ストーリーや背景に関しては、トゥルバドゥールさんのブログ記事を参照。 この映画を表すのにぴったりくるキーワードは、「イケてない」これだろう。まず、エドワード・ヤン仕込みだというヤン・ダーシャン監督の演出は、エドワード監督のスタイリッシュな映像とは似ても似つかない、スキだらけでイケてないものだ。また、台湾で書いていたブログの記事がもとでスカウトされたという日人女優の演技もお世辞にもうまいとは言えず、イケてない。たかだか中孝介の前座を務めるために大騒ぎする、主人公率いるバンドの演奏もイケてない。町おこしのために美しい海岸でコンサートを企画する、映画の舞台である恒春の街の「中途半端な辺境さ」もイケてない。地元名産の酒も、ビンローも、少数民族の音楽も、人間国宝級の月琴も、すべてが台湾というローカル性を離れることができないと

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  • 「天皇に「私(わたくし)」なし」という神話 - 梶ピエールのブログ

    少し前のことになるが、事実上胡錦濤国家主席の後継者と目されている習近平国家副主席が訪問し、天皇との会見を行ったことが、天皇が外国要人と会見する際に通常適用される「1か月ルール」に従っていなかったとして物議を醸した。この事件はいくつかの点で非常に重要な意味を持っていると思うので、ここで改めて考えてみたい。 まず、目立ったのは産経新聞など右派系のメディアを中心にした、これは党内に権力闘争を抱える習近平が天皇の政治利用をしている、けしからん、という論調の批判的な報道であった。 天皇を政治利用している=礼儀知らず、という習氏への否定的なイメージは、たとえばこの後カンボジアの訪問の際に7月5日のウルムチの騒乱の際に亡命し難民申請を行っていたウイグル人20人の強制送還が行われたとの報道により、さらに強化されたかもしれない。 確かに、人道的観点からカンボジア政府の決定が責められるべきものであるのはいうま

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