終身医療保険が人気のようです。「一生涯の保障」が心配性な日本人に刺さるようであり、多くのファイナンシャルプランナーはこぞって終身医療保険を推しています。しかし、終身医療保険には、あまり一般的には認識されていない落とし穴があり、終身医療保険の必要性については、慎重に考えたほうがいいと思います。 スポンサーリンク 終身医療保険は、アクチュアリーや商品設計チームが数理計算して、予定危険率・予定利率・予定事業費率を設定し、それらに基づいて商品設計されています。 予定利率は低ければ低いほど保険料は上がり、高いほど下がります。予定危険率・予定事業費率は低いほど保険料が下がり、高いほど上がります。 現在は空前の低金利で予定利率が低いため、終身医療保険は不利です。終身医療保険は、契約時の予定利率で一生の保険料が決まります。将来的に金利が上昇した場合、予定利率が上昇して、より安価な終身医療保険が出る可能性が