「米Microsoftと米Yahoo!は2005年に協議したことがある」という内容のレポートが,The Wall Street Journal紙の5月3日版に掲載された。協議のテーマは,MicrosoftによるYahoo!買収の可能性についてだ。レポートによると,買収の目的は,オンライン・サービス市場におけるMicrosoftの地位を迅速に改善し,Microsoftにとって目の上のたんこぶである米Googleに対抗するためという。 この買収劇は,規模の点で間違いなく独占禁止法の審査を受けることになる。しかし破談になったと思われる両社の取引は,別の理由で注目に値する。多くの人は,Microsoftが今のところ採算の取れていないオンライン・サービスを黒字化するまで支え続けるとみている。これまでも,離陸まで何年も市場で苦しんだMicrosoft製品はいくつかある。Yahoo!を買収していたら,両