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ブックマーク / salon.mainichi-kotoba.jp (19)

  • 消化管の中は「体内」か「体外」か

    鳥にべられて分布を広げる昆虫。卵が「鳥の体内で移動」とありましたが、学問的に消化管の中は「体外」とされることがあります。生物学の研究に関する原稿で、卵は消化されて鳥の体内に入ってしまうと生き延びられないため、厳密に表記した方が良いのではと提案しました。 同意を得て「鳥に運ばれて移動」と修正しました。 消化管の中は体外であるという捉え方については、「『ちくわの穴』は、『ちくわ』ではない」という説明がイメージしやすいでしょうか。体の外から物が入り、排出される一の管であると考えられるためです。 関連記事:人体は「ちくわ」 消化管の中は体の外(毎日新聞医療プレミア)

    消化管の中は「体内」か「体外」か
    kaos2009
    kaos2009 2024/02/15
  • 「入籍する」→「婚姻届を出す」

    法的に結婚することを「入籍する」と表現されることは多いのですが、入籍とは、既にある戸籍に入ること。現在は結婚すると新しい戸籍が作られるのが基なので「入籍」は誤用になります。そのため新聞では「婚姻届を出す」などと書くのを原則としています。 戦前は、いわゆる家制度で、「は婚姻によって夫の家に入る」と旧民法の条文に書かれていました。例外的な場合を除いて、夫の入っている戸籍にが加わる仕組みで、女性にとって結婚することは「入籍」にほぼ当てはまっていたと言えます。 しかし今は、戸籍法で「婚姻の届け出があったときは、夫婦について新戸籍を編製する」と定めている通り、多くの場合はどちらか一方が相手の戸籍に入る仕組みではありません。 「新しい戸籍に2人で一緒に入る」というイメージで入籍という言葉を使う方もいるかもしれませんが、辞書でも「俗に婚姻の意に用いられるが、正しくは『新たな戸籍を作る』ので『入籍』

    「入籍する」→「婚姻届を出す」
    kaos2009
    kaos2009 2021/03/21
    【入籍】とは・意味 | エキサイト辞書 https://www.excite.co.jp/dictionary/ency/content/%E5%85%A5%E7%B1%8D 戦後の入籍は新たに戸籍を作りそこに入るという手続きで戦前とは意味合いが違うという話
  • 性別や性的役割分担の記述、全面的に見直した新明解国語辞典

    恋愛対象は「異性」に限らない 吉村さん 今回はLGBTなど性的少数者やジェンダーなどに関わる項目を全面的に見直しました。結構これが大変でした。かなりの量だったんです。たとえば、よく話題になる「恋愛」の語釈でも「特定の異性」という言葉で述べられていたところを、今回は「特定の相手」に変えました。多様な性の存在は広く認知され、受け入れられる社会になってきていますよね。 吉村さん これは年配の編集委員の先生とかなりやり合いまして、大変時間をかけて議論しました。「先生、今はこうですよ」と伝えると、先生は「そういうのもあるかもしれない。だけど来の意味での恋愛っていうのは、圧倒的多数が男女だ。異性だ」と。それで頑として譲らないんですよ。 ところが比較的若い編集委員の先生方は、現役で大学で教えていらっしゃることもあり、学生からやはり指摘を受けるそうです。そこから意見が上がり、それを後押しにまた私が繰り返

    性別や性的役割分担の記述、全面的に見直した新明解国語辞典
    kaos2009
    kaos2009 2020/11/21
  • ギョーザの漢字は? チコちゃん、それはないよ

    NHK「チコちゃんに叱られる!」でチコちゃんが「ギョーザ」を漢字で書く問題を出しました。豊川悦司さんが書いたのは「飠」に「交」と「子」。これをチコちゃんは不正解としました。それはないよ。チコちゃん、トヨエツにダメ出ししてんじゃねーよ! 「しょくへん」が「飠」ではダメなのか トヨエツこと豊川悦司さんがNHK「チコちゃんに叱られる!」に出た回。チコちゃんが出演者に正解されて「ボーッと生きてんじゃねーよ!」という決めぜりふを言えない悔しさを紛らすために「ギョーザ」を漢字で書く問題を出しました。 豊川さんがボードに書いたのは、おちゃめなことに「飠」の右にギョーザの絵。その下に書かれていたのは「飠」に「交」の「子」でした。 これをチコちゃんは不正解としました。正解は「餃子」で、「しょくへん」の下は「二」みたいな横線でなければいけないということです。 それはないよ。チコちゃん、トヨエツにダメ出ししてん

    ギョーザの漢字は? チコちゃん、それはないよ
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    kaos2009 2020/10/04
    “3部首許容”
  • 官邸動画の字幕で「安倍内閣」が「危ないから」に

    内閣改造時の首相記者会見。YouTube上の公式動画で字幕を出すと「挑戦の内閣」が「朝鮮の内閣」、10年前の自身と比べて新閣僚を褒めた「政治的な技術」が「性的な技術」などとなっていて英語表示もその翻訳でした。動画公開時は自動生成字幕に要注意です。 YouTubeの「自動生成」字幕 今回の内閣はまさに 安定と 朝鮮の内閣であります ほぼ皆さんと共に 0ような時代の 希望にあふれ これは日を q廃れていく 新しい 危ないからのチャレンジに 角瓶の ご理解とご支援を賜ります様に…… これ、何だと思いますか? YouTube(ユーチューブ)「首相官邸チャンネル」で、9月11日に配信された「第4次安倍第2次改造内閣 総理記者会見」の日語字幕です。ユーチューブには、しゃべった言葉を機械が自動的に字幕にする「自動生成」機能があります。画面右下の「設定」(歯車マーク)を押し、「日語(自動生成)」を選

    官邸動画の字幕で「安倍内閣」が「危ないから」に
    kaos2009
    kaos2009 2019/09/22
    。YouTube上の公式動画で字幕を出すと「挑戦の内閣」が「朝鮮の内閣」、10年前の自身と比べて新閣僚を褒めた「政治的な技術」が「性的な技術」などとなっていて英語表示もその翻訳でした。動画公開時は自動生成字幕に要
  • 「大辞林」第4版を引いてみた

    さて、辞書が改訂されるとどういう新語が入ったかが話題になります。出版社側もそれを宣伝の一環とします。事実、三省堂の特設サイトでは「インスタ映え」「インフルエンサー」など、いかにも今多用されている新語が多く紹介されています。ただ当方はそういう広報資料に頼らず、あくまでも個人的に気になっている語がいかに盛り込まれたか、3版との比較で調べてみました。「エモい」もサイトを見る前に「まさか載せてはいないだろうな」と思いながら引いた語です。 令和ならでは「上皇后」 さて、探し出せた新語です。 「令和」の辞書をうたうだけあって、令和ならではの言葉「上皇后」をしっかり載せています。 「上皇」自体は当然、これまでの版にはありましたが、「上皇后」はありませんでした。明確には書かれていませんが、「上皇后」という呼称がそれまでなかったことをうかがわせる記述です。 「上振れ」「下振れ」は「…する」 「上振れ」「下振

    「大辞林」第4版を引いてみた
  • 「ウラジミール」と「ウラジーミル」 ロシア人名の注意点

    図書館で借りた、19世紀ロシアを代表する文豪の一人、イワン・ツルゲーネフの「はつ恋」。ロシア文学「金の時代」の代表作です。 「はつ恋」(新潮文庫)裏表紙カバー 何気なく目に入った裏表紙の内容紹介には「16歳のウラジミールは……」とあり、チェコ系か何かの人の話だっただろうか、などとぼんやり考えたところで、はっとして中身をめくりました。 「はつ恋」(新潮文庫)文の表記は「ヴラジーミル」。裏表紙と合っていません。出版社のサイトを見てもの紹介文は裏表紙と同じ「ウラジミール」でした。 「ウ」と「ヴ」の違いは日語で表記しがたい音をどう文字にするかの問題で悩ましいところですが、文と裏表紙が合っていないのは気になります。しかしより気になるのが長音記号「ー」の位置です。 英語で綴ればVladimirで、表記に長音の要素があるわけではなく、「ウラジミル」と書かれることもありますが、ロシアではアク

    「ウラジミール」と「ウラジーミル」 ロシア人名の注意点
    kaos2009
    kaos2009 2019/08/26
  • 調べものリンク集

    公式サイトだけではなく、信頼性が高かったり、他のサイトでは得られない情報があったりするサイトも参考として載せています。 作成には相応の注意を払っていますが、リンクやリンク先の内容の正確性については保証できません。利用者ご自身で判断してください。 目が行き届いていない部分もあるかもしれません。リンク切れや、ここにない有用なサイトの情報、その他お気づきの点などありましたら、ツイッター等でお知らせいただけると幸いです。 日々更新し有用な情報を発信しているサイト運営者の方々に感謝いたします。 (2023年1月29日更新)

    調べものリンク集
    kaos2009
    kaos2009 2019/06/01
  • どうやって校閲記者は調べているか

    「著者から後書きに名前を入れていいか聞かれることはありますが、誤植が後で見つかったらと思うと怖いですね」。引用部分を探す苦労、事実確認はどこまでするか…出版の分野で活躍する校正・校閲者の方々に聞きました。... 「これは会社の財産ですね。ぜひ公開してほしい」 「校閲者や司書は泣いて喜ぶと思いますよ」 毎日新聞の校閲センター内で共有しているインターネットサイトのリンク集のことです。私たちの仕事に合わせて作ってきたので一般にどこまで役に立つか分かりませんが、そのような声をいただいたため、どなたでもアクセスできる部分などを公開することにしました。 このリンク集の始まりは2009年ごろ。米国の雇用統計や消費者物価指数など、一から調べると手間がかかる経済関係の情報を早く調べるためでした。そこからスポーツなどデータが豊富に使われる記事などでもリンクがまとまってあれば便利だということで徐々に分野が広がり

    どうやって校閲記者は調べているか
  • 「事実確認どこまで?」出版校閲者の方々に聞く

    「著者から後書きに名前を入れていいか聞かれることはありますが、誤植が後で見つかったらと思うと怖いですね」。引用部分を探す苦労、事実確認はどこまでするか…出版の分野で活躍する校正・校閲者の方々に聞きました。 言葉にまつわる仕事という共通点をもとに、会って話を聞くシリーズ「校閲記者が聞く」。今回は出版の分野で活躍する校正・校閲者です。同じ仕事とはいえ出版と新聞の垣根を越えて話をする機会はそう多くはありません。大いに語り合いました。内容を2回に分けてご紹介します。 大西 寿男 おおにし・としお (写真・後列左から3人目) 1962年生まれ。フリーランス。「づくりと校正 ぼっと舎」代表。校正・校閲に関する著書多数。 奥田 泰正 おくだ・やすまさ (写真・後列左端) 1970年生まれ。フリーランス。情報誌や文芸誌、文芸書などを手がける。 寺田 恵理 てらだ・えり (写真・前列右から2人目) 196

    「事実確認どこまで?」出版校閲者の方々に聞く
  • 「初老」は何歳

    回答は40代、50代、60代と少しずつ増え、70代は少数派という結果になりました。出題時の解説で紹介した三省堂国語辞典(7版)が「おもに六十代」としている通り、60代という回答が最多でしたが、40代と50代を合計すると半数以上を占めました。 NHK放送文化研究所が2010年にウェブ上で行った同様のアンケート(→こちら)では平均57歳という結果で、57%の方が60代(「60歳から」と「65歳から」の合計)と回答していました。対して40代は10%、50代は26%。これだけを見ればむしろ8年前よりも今回の結果の方が「初老」の年齢意識は下がっており、単純に上昇し続けるわけではないのかもしれません。 同辞典の「初老」の語釈では「老年に近づいてからだがおとろえかける時期」ともあります。健康寿命こそが大事だと叫ばれ、若々しさや健康を求める傾向が強くなった現代において、逆に自分の体の状態を厳しく判定し、以

    「初老」は何歳
  • 新聞が使う「高根の花」は「高嶺」の誤り?

    「たかねの花」という言葉があります。この「たかね」は紙面では「高根」としています。ですが「高嶺」の誤りでは、というご質問をよくいただきます。 「高根の花」という表記は、日新聞協会の新聞用語集でもそう取り決めています。新聞用語集は、新聞だけでなく通信社や放送局も含めた用語懇談会という組織で合意されたものですから、かなりの数の報道機関が「高根の花」としているはずです。ではなぜ「高嶺」ではなく「高根」としているかを、簡単に説明いたしましょう。 辞書を引いてみますと、多くの辞書が「高嶺・高根」の両方の表記を挙げています。古来、両様の表記があり、常用漢字表内の漢字で表記するという条件を満たす「根」の方に統一して使用することにしているわけです。一義的には「嶺」の字が常用漢字表にないため「高根」としているわけですが、辞書に両様あることが示す通り、無理に「根」の字を当てて作ったわけではありません。 現代

    新聞が使う「高根の花」は「高嶺」の誤り?
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    kaos2009 2018/04/09
  • お金を支払うことを「課金する」と言う?

    インターネットの世界で、サービスに料金を支払うことを「課金する」と言う人が増えてきました。課金とは読んで字のごとく金を課す、つまり「料金を負わせること」(広辞苑)で、来は逆の意味です。しかしオンラインゲームかいわいなどでは今や、この辞書的な意味とは反対の用法が支配的であると言ってよいでしょう。「募金する」が「お金を募ること」ではなく「お金を寄付すること」の意味で広く使われる現象と非常に似通っていて、興味深いところです。 そもそも「課金」という言葉は今までどのような場面で使われてきたのでしょうか。新聞のデータベースを検索すると、高速道路や各種インフラの料金体系に関する記事が多く(「距離に応じて課金」など)、レジ袋の有料化に関する記事などもありました。いずれも決まれば一律に料金が課される性質のものです。課金に応じるかどうか、お金を払う側の意思で細かく選択するサービスが普及したことで、言葉に新

    お金を支払うことを「課金する」と言う?
    kaos2009
    kaos2009 2017/07/01
  • なぜ新聞は「想う」を使わないか

    読者から、次のような趣旨の異議申し立てがありました。 投稿欄で「想う」という字を、タイトルを含めてこの読者は使いたかったのですが、弊社のその欄の担当者にこう言われ、諦めたとのことです――「想う」は「おもう」と読ませられない、使うにはルビが必要になる、見出しにルビは付けられない、と。 後日、掲載された文章を見た投稿者の周りの誰もが「想う」がいいと言い、国語の先生にも「『思う』では気持ちが伝わらない。ルビの問題ではない」と言われたそうです。 「普通に使い、誰もが普通に読んでいる、きれいで、意味深い『想う』が使えない不思議が、納得いきません」とのことでした。 これに対する用語担当者の回答を、一部文言を加えて掲載します。 「想い」「思い」についてのご意見ありがとうございます。言葉を大切に思われるお気持ちが痛いほど伝わり、貴重なご意見として承りました。 これまでのやりとりと多少は重複するかとは存じま

    なぜ新聞は「想う」を使わないか
    kaos2009
    kaos2009 2017/05/27
    “常用漢字表は2010年に改定され、「鑑」に「かんが(みる)」の訓が認められるなど一部音訓も拡大しましたが、「想う」については依然認められていません”  「おもふ」「思ふ」と書くと情緒的になる感
  • 「そもそも」辞書を、言葉をなんだと思っているのか

    安倍晋三首相が4月19日の衆院法務委員会で「そもそも」という言葉を辞書で調べたら「基的に」という意味があると答えたことについて、昨日の閣議では「大辞林」(三省堂、第3版)に「(物事の)どだい」という意味があることを媒介に、「そもそも」=「どだい」=「基的に」という論法をやってのけました。 iOS版「大辞林」より これに倣えば、「そもそも」を辞書で引くと「いったい」ともある、「いったい」を引くと「一つのからだ」という意味もある、従って「そもそも」は「一つのからだ」という意味だ――という詭弁(きべん)が成り立ってしまうではありませんか。辞書を、言葉をなんだと思っているのでしょうね。 ちょっと振り返ってみましょう。 1月26日の衆院予算委員会での首相答弁。 「かつての共謀罪は、いわば、共謀して何人かが集まって合意に至ったらそこで共謀罪になるわけであります。今回のものは、そもそも、犯罪を犯すこ

    「そもそも」辞書を、言葉をなんだと思っているのか
    kaos2009
    kaos2009 2017/05/13
    “今回も、「いや、確かに『基本的に』と明記した辞書はない、しかしニュアンスとしてそう判断できる」と答えればまだよかったのに、どんどん言葉に対する感性のなさを露呈する結果となりました。”
  • 「なぜ新聞は閉じカッコの前に句点を付けないのか。」

    教科書では、カギかっこ(「 」)の中でも文の終わりに当たるところには句点(。)を打っているのに、新聞では閉じかっこの直前に句点を付けていないのはなぜか、というお尋ねをいただいたことがあります。 「小学国語2下」(教育出版)の「ないた赤おに」より このご指摘はその通りで、行政の公用文や教科書などはカギかっこの中でも文の終止に句点を打つのが標準とされています。これは、1946年3月に当時の文部省教科書局調査課国語調査室で作成した「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)」という文書にのっとったものです。表題に「(案)」とありますように、この文書は内閣告示のような正式文書になりませんでした。しかし、句読点に関する公式機関の文書がこれ以外にほぼなかったため、「(案)」のままでいろいろな資料に収録されていて、現在もこれに準拠していることが多いのです。 さて、このような文書があるにもかかわらず、新聞が閉じか

    「なぜ新聞は閉じカッコの前に句点を付けないのか。」
  • 「地味にヒドイ!官邸の日本語」を寄稿

    首相官邸ホームページの「安倍総理挨拶」(2015年9月28日、対日投資セミナー)の動画字幕と原稿に「安倍普三であります」という表記が。

    「地味にヒドイ!官邸の日本語」を寄稿
  • 安倍首相謹話の「慎んで」は誤りでは

    変な「慎んで」 これまでにも 実は首相談話の「慎んで」のおかしな使い方はこれが初めてではありません。例えば 遠い戦場に、斃れられた御霊、戦禍に遭われ、あるいは戦後、遥かな異郷に命を落とされた御霊の御前に、政府を代表し、慎んで式辞を申し述べます。 15年8月15日 全国戦没者追悼式式辞 日ここに、天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、全国戦没者追悼式を挙行するにあたり、政府を代表し、慎んで式辞を申し述べます。 16年8月15日 全国戦没者追悼式式辞 と、ここ2年の戦没者追悼式の首相の式辞に「慎んで」が使われました。 ちなみに野田内閣(12年6月6日)や小泉内閣(04年12月18日)の時の謹話には「謹んで」が使われています。 フロイトの「精神分析学入門」では、言い間違いや書き間違いと、人の深層心理との関連が述べられています。いや、安倍首相が心では「謹んで」ではなく「控えめに」という気持ちがあるか

    安倍首相謹話の「慎んで」は誤りでは
  • 「~たり、~たり」を省略しない理由 | 毎日ことば

    省略すると誤解の可能性も それでも最初の「たり」で並列だと分かるのだから、とか、当然・自明のことは省略していくのが言葉の作用の常であり誤解を生むような実害はないのだから、などと思われる方もおられると思います。そこで、次に毎日新聞用語集をごらんください。「誤りやすい表現・慣用語句」の章に「…たり(だり)」の項があります。 「脅したりすかしたり」のように「たり」を重ねるのが基形。「遊んだり学ぶのを手助けする」のように後の「たり」がないと、「遊ぶ」と並立させているのが「学ぶ」か「手助けする」か不明確なので、列挙の場合はできるだけ「たり」を繰り返す 毎日用語集には誤解の可能性があることが明示されています。「遊んだり学んだりするのを手助けする」なのか「遊んだり学ぶのを手助けしたりする」なのかが分からなくなるわけです。こと機能の面からすれば、やはり後ろの「たり」を省略しないほうがよいと言えると思いま

    「~たり、~たり」を省略しない理由 | 毎日ことば
    kaos2009
    kaos2009 2016/01/17
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