以前、「レベルの高い笑い」鑑賞講座。お笑い観を変える2つのポイントという記事で、いわゆる「レベルの高い」お笑いの鑑賞方法という物について触れた。そして今回はそれと近いが違う話、「レベルの高い『お笑いそのもの』」について考えていこうと思う。 まずは例を出す。松本人志、山崎邦正の二人が大喜利をしている。そういう状況とする。まず、松本のほうがいわゆる「発想の転換」的な答えを出す。すると、スタッフにはウケたが、客にはいまいちだった。次に、山崎邦正が「言葉遊び」的な答えを出す。すると、山崎邦正の答えのほうが客にウケたが、逆にスタッフにはいまいちだった。それを見た松本は、「客に合わせた答えを出す」と宣言し、「言葉遊び」的な答えを出す。すると、先ほどよりも客にウケたとする。そして、逆に山崎邦正はスタッフに合わせたボケを出そうとしたが、イマイチウケなかったとする。 つまり、こういう図になる 発想の転換