今春、みごとに差が出た各局の改編事情。改編が吉と出るか、それとも変化なしが功を奏すか!? * 4月改編のバラエティは、フジテレビ5本、TBS4本、日本テレビ3本、テレビ朝日2本となった。広告代理店関係者が解説する。 「各局、キーワードは『安定・現状維持』で、金のかかる新番組の立ち上げはなし。『アイアンシェフ』(フジ)のように高予算で低視聴率だと、あっという間に打ち切りになるので、冒険をしたくないのでしょう。だからどの局も代わり映えしない内容、キャスティングなんです」 その方針に沿って、安定した高視聴率を保っているのはテレ朝である。関係者が勝因を明かす。 「実は、うちは昔から改編時の変化が少ないほう。どの番組も、見てほしい視聴者層に向けてピンポイントに作り、粘り強く続けている。ムダがないんですよ」 対照的に“安定”とは程遠い位置にいるフジテレビ関係者の表情は正直、渋い。 「マニアックな構成や