東京電力ホールディングスの送配電子会社、東京電力パワーグリッドは24日、東京ガスなど電力小売りに参入した25社に、一部の家庭などの電気使用量を誤って伝えていたと発表した。家庭や商店などとの契約1646件について、6月分の電気料金を平均1500円分過大に請求した可能性があるという。 東電の検針システムに不具合があり、最大7日分の使用量を二重に計算していた。東京ガスなどはこのデータをもとに料金を算定しており、異常に気付いた事業者が東電に指摘して分かった。今後、東電が正しいデータを確かめて各社に伝えるという。