私が子供の頃、世の中の「●崎」さんはすべて「●ざき」と濁らせて読むもんだと思っていた。それが誤りであることを教えてくれたのは漫画『釣りバカ日誌』でお馴染みの「ちょっとハマザキくん」「ハマサキです」のやりとり。「崎」には「大」以外にも「立」表記の「﨑」があることを教えてくれたのは「宮﨑あおい」ちゃんだった。「名前」というのはその人のアイデンティティ形成に深く関与する事柄でありながら、長年当事者以外がうやむやにしつづけ「もうどっちでもいいですよ」と諦めモードにさせてるのがこの「崎」問題。そこで、名前を間違えられるストレスから少しでも当事者の皆さんを解放してあげるべく、ここで改めて誰の崎がサキでザキで立で大なのか明確にしておこうと思う。明確にしたからといって正しい表記を使い続けるかというと歳喰って今更覚え直せないとかパソコンの問題もあるのでむずかしかったりするわけだが、間違えられるのが当たり前に