このところ画像生成AI界隈で話題になっているのが、「Latent Consistency Models(レイテント・コンシステンシー・モデル」(以下「LCM」)。10月6日に中国精華大学のシミアン・ルオさんが中心となって発表された論文で、日本語にすると「拡散的一貫性モデル」。新しいタイプの効率性の高い生成モデルを使い、Stable Diffusion=安定拡散モデルより高速に画像を生成。結果としてビデオメモリーの少ないローレベルのPCでも画像生成AIを動かせるようにしようというものです。 0.5秒で4枚出力。Stable Diffusionの5倍 Stable Diffusionの拡散モデルは、ランダムなノイズ情報から、学習済みの特徴点データを利用することで、段々と画像を生み出していくサンプリングプロセスを繰り返します。それによって画像を生成する仕組みです。通常、1枚の画像を生み出すのに必
Microsoftは新しいOutlook for Windowsを開発しており、従来のOutlookや他社製のメールクライアントアプリからの乗り換えを推奨しています。しかし、この新しいOutlookはIMAPやSMTPの資格情報をMicrosoftのサーバーに送信していることが明らかになっています。 Microsoft lays hands on login data: Beware of the new Outlook | heise online https://www.heise.de/news/Microsoft-lays-hands-on-login-data-Beware-of-the-new-Outlook-9358925.html MicrosoftのWindows 11を記事作成時点での最新バージョンとなる23H2にアップグレードすると、スタートメニューにおすすめアプリと
当然のように大阪ワクチン頓挫のアンジェス、国から合法的に巻き上げた93.8億円のうち12億円を泣く泣く返還へ
レポート 誰もがArmベースSoCを開発できる世界の構築へ、Arm Tech Symposia 2023 Tokyo 「Arm Tech Symposia 2023 Tokyo」が11月9日、東京・品川にて開催された。今年はアジア地域で4都市7か所での開催となっており、午前中は基調講演3本、午後はテクノロジーセッションが22本という、なかなか充実したものとなった。今回はその中の1つの話題としてWill Abbey氏(Photo01)による基調講演についてご紹介したい。 Photo01:基調講演に登壇したArm、EVP and Chief Commercial OfficerのWill Abbey氏 さて、Abbey氏の基調講演の内容を一言でまとめてしまうと、「CoreからSolutionへ」ということになる。まず最初に紹介されたのが、Armの提供する様々なSolution(Photo02)
ここ数年、アマゾンの自社製品には、AndroidベースのFire OSが使われてきました。が、今後はFire TVデバイスを皮切りに、全ての新製品を独自OS「Vega」に切り替えていくとのうわさが報じられています。 ↑妥当な選択かも アマゾンは自社ハードウェア向けにAndroidを大幅にカスタマイズしていますが、それでも一部のAndroidアプリをFireタブレットで動かすことは可能です。とはいえ、Androidのバージョンでは大きく遅れを取っており、最新のFireタブレットでさえAndroid 11のままです(一般的な最新版はAndroid 14)。 そもそもスマートディスプレイのようなシンプルな製品では、スマートフォン向けOSをフル稼働させるのはやり過ぎのはず。そのため、アマゾンは自社製OSのVegaに移行することになったようです。 海外メディアのLowpassによると、このVegaは
独立系のプロセッサーIPベンダーに 立ちはだかるソフトウェア提供の壁 今回のRISC-Vプロセッサー遍歴は前回の続きから。なぜ独立系のプロセッサーIPベンダーはソフトウェアエコシステムの発展に期待したか? というと、それぞれのベンダーが最低限のソフトウェアを提供するような環境では、市場に限界があるからだ。 具体的に言えば、自動車や航空機、医療・産業などの要求水準が高い市場には、そのままでは販売ができない。もちろん自動車といってもピンキリであって、例えばカーオーディオ(すでに死語な気がするが)向けのコントローラーや「昔の」カーナビ向けなどであればまだ可能性があるが、パワーステアリング用のコントローラー向けには絶対に採用されない。 カーオーディオや「昔の」カーナビであれば、それが壊れたからといって運転に直接的な支障が出るわけではないし、それが壊れることで人が死んだりはしない。こうした用途であれ
運転免許を取得するためには自動車学校や教習所に通うのが一般的ですが、教習所に通わなくても免許を取得する「一発免許」という方法があります。教習所に通う方法とどのような違いがあるのでしょうか。 教習所に行かなくても「運転免許」は取得可能! 運転免許を取得するには、公安委員会の指定を受けた「自動車教習所」へ通う方法が一般的ですが、実はほかにも運転免許試験場で直接試験を受ける「一発免許」と言われる方法があります。 例えば教習所に通って普通自動車免許を取得する場合、教習所において教習を受け、仮免許の学科試験と実技試験、卒業検定を経て、運転免許試験場で学科試験を受けて合格するという流れです。 一方で、一発免許では運転免許試験場で仮免許の学科試験と技能試験、本免許の学科試験と技能試験の合計4つの試験を受けて合格し、取得時講習を受けることで免許証が交付されます。 この一発免許のメリットは、教習所に通うより
勘違いが人を動かす 「論理」よりも「情熱」よりも、「認知バイアス」によって私たちは動かされる。 認知バイアスに関する研究が進むにつれ、人間が生得的に持っているこの心理的な傾向を ビジネスや公共分野に活かそうとする動きがますます活発になっている。 認知バイアスについて理解を深めることは、様々なリスクから自分の身を守るためにも、うまく相手を動かして目的を達成するためにも、非常に重要だ。 本連載では、私たちの生活を取り囲む様々な認知バイアスについて豊富な事例と科学的知見を紹介しながら、有益なアドバイスを提供する。 バックナンバー一覧 人を動かすには「論理的な正しさ」も「情熱的な訴え」も必要ない。「認知バイアス」によって、私たちは気がつかないうちに、誰かに動かされている。人間が生得的に持っているこの心理的な傾向をビジネスや公共分野に活かそうとする動きはますます活発になっている。認知バイアスを利用し
RX-1030は外形寸法が幅145×奥行き140mmと小型で、Mini-ITX規格(幅170×奥行きmm)よりも小型である。PCIe Gen4(16レーン×1スロット)による機能拡張に加えて、HDMI、Display Port、LVDS、アナログRGB、USB 2.0/3.1、ギガビットイーサネット、RS-232C、RS-422/485、GPIO、CFast、SATA、M.2などレガシーから最新まで含めた各種I/Oを備えることで、豊富な拡張性を有している。 EMBOX TypeRE1070の外形寸法は幅272×奥行き222×高さ98mm。この小型サイズに、NVIDIAのGPUカードである「RTX A2000」をはじめPCIeカードを内蔵できる他、SATAインタフェース対応の2.5インチSSDや冷却のための長寿命システムファンも組み込んでいる。ハードウェアベースでRAID 1(ミラーリング)
自民党の宮沢税制調査会長は11月8日、退職金への課税の見直しを10年~15年後から始めるのが望ましいとの見解を示しました。政府は6月に「骨太の方針」で退職金への実質増税の方針を示しており、もし10~15年後に実現するならばいわゆる「就職氷河期世代」が定年退職する時期にあたります。本記事では、現行の退職金への課税制度の概要を紹介したうえで、政府の方針の中身と、指摘されている問題点について解説します。 退職金に関する現行の税制はどうなっているか まず、現行の退職金に対する税制について解説します。 退職金を受け取ると、「退職所得」として所得税の課税対象となります。ただし、税負担が軽減されます。そして、その軽減の度合いは、勤続年数が長いほど優遇されるルールになっています。 すなわち、退職所得の計算式は勤続年数5年以下と5年超とで区別されており、以下の通りです。
Malwarebytesは11月8日(米国時間)、「Malvertiser copies PC news site to deliver infostealer|Malwarebytes」において、マルウェアを配布する新しいマルバタイジングキャンペーンを発見したと報じた。本件に関する詳細は、すでにGoogleへ報告したとしている。 Malvertiser copies PC news site to deliver infostealer|Malwarebytes Malwarebytesによると、このキャンペーンでは有名なハードウェア情報収集ツール「CPU-Z」のユーザが標的であったとされる。GoogleでCPU-Zを検索するとCPU-Zの偽の広告が表示され、正規のWindowsニュースポータル「WindowsReport.com」を複製した偽のWebサイトへ誘導されたとしている。そして
謎の天才「サトシ・ナカモト」は何者か?――NHKは、正体も動機も不明の謎の存在「市民X」が社会を揺り動かした出来事の真相に迫る新ドキュメンタリーシリーズ「市民X」の初回を、NHK総合で11月13日午後10時から放送する。 取り上げるのは、ブロックチェーンを開発し、ビットコインを生みだした「サトシ・ナカモト」だ。「“現代社会、最大のミステリー”とされる謎めいた存在の光と影、功罪に迫る」という。 放送は13日午後10時から44分間。26日午後9時からは、地上波放送に盛り込めなかった99分間の「完全版」(前編・後編)をBS1で放送する。 関連記事 「マイニングはゲーム理論」「ブロックチェーンの源流、27年前に」――ビットコインが受け継ぐ“DNA”、MIT研究員が語る 米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの研究者が、ビットコインが受け継ぐ技術とその長所・短所を語った。 今更聞けない「ブ
世界的にみると「賃金は上がり続ける」というのが経済の常識です。しかし日本では、その常識が「27年前に崩れ去った」と『日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか』著者で第一生命経済研究所首席エコノミストの永濱利廣氏はいいます。27年前(1997年)の日本に一体なにがあったのか。経済の常識が崩壊した理由をみていきましょう。 物価が上がらないと、賃金も上がらない なぜ物価は上がらないといけないのか。ひと言で言えば、物価が上がらないと賃金も上がらないからです。名目賃金と消費者物価(消費税調整済み)のグラフ(図表)を見ると、この2者が連動していることがよくわかります。 物価が上がって賃金が上がるのか、賃金が上がって物価が上がるのか、鶏と卵の関係ではありますが、企業が儲からない限り賃金は上がらないので当然です(ただし、日本の場合には物価が上がっても賃金が上がりにくいという問題がありましたが、それは労働分配
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