岐阜県の稲作農家が、こんな仕打ちに翻弄(ほんろう)された。なぜ売れないのか。原因を究明すると、種子を供給する「三井化学クロップ&ライフソリューション」(東京都)が実は7年前から、産地の偽装表示・純度不足などの問題を抱えた種子を販売していたことが判明。民間企業の種子ビジネスを後押しする種子法廃止から5年、危惧されていた問題が顕在化した。同法廃止を違憲として訴訟している弁護団は近く、今回の問題を刑事告発する方針だ。(曽田晋太郎、安藤恭子)
食品製造業ゼストクック(東京都瑞穂町)の工場でパートとして働いていた東京都の男性=当時(71)=が2020年8月に心筋梗塞で死亡したのは労働災害に当たると、国の労働保険審査会が裁決していたことが分かった。発症前1カ月の残業が100時間とする過労死ラインに達しないことなどを理由に、労災を認めなかった青梅労働基準監督署の判断を覆した。(畑間香織)
ウクライナ侵攻を続けるロシアと隣国ベラルーシで、エイズの感染拡大が続いている。国連は、ロシアでの新たなエイズウイルス(HIV)感染者数が世界でワースト5に入ると警告、感染者は人口の1%に達する勢いだ。深刻化している欧米との対立が、感染予防に関する知識の普及を妨げており、事態の悪化に歯止めがかからない。(ミンスクで、小柳悠志) ロシアとベラルーシ ともに旧ソ連構成国で、キリスト教東方正教を信仰する東スラブ系住民が多数を占める。1999年に両国は連合国家創設条約を締結。ウクライナ侵攻でもベラルーシはロシア軍の出撃拠点を提供し、ロシアと同じく欧米から制裁を受けている。ロシアの人口は約1億4000万人。ベラルーシは約950万人。
健康保険証とマイナンバーカードを一体化したマイナ保険証を巡り、医療現場が混乱を強いられている。資格確認システムの不備で保険加入者か確認できない例が続出しているが、そうした患者に窓口で求める医療費に関し、政府の対応マニュアルが「10割負担」から「3割負担」にひっそり変更され、対応に苦慮しているというのだ。(山田祐一郎)
中部電管内の送配電網を運営する中部電力パワーグリッド(PG)によると、再エネの出力制御は8、9日の昼間に、それぞれ30分間にわたって実施した。8日は0.4万キロワット、9日は59万キロワットを抑制した。広報担当者は「休日で工場などが稼働しないことに加え、冷暖房の利用が少ない時期で電力需要が減った一方で、好天で太陽光の発電量が増えた。供給が需要を上回ると判断し、出力制御した」と説明する。 電気は、使用量(需要)と発電量(供給)が常に一致するよう保たれており、バランスが大きく崩れると大停電が起きる恐れがあるため、供給を減らす出力制御でこれを防ぐ。2018年に九州電力が初めて実施。昨年度は北海道や東北、中国、四国、沖縄の電力各社が行い、今年は中部電と北陸電力も続いた。東電、関電での実施はまだない。
千葉県内の三つの主な消防で、二〇二二年の救急出動件数が過去最多となったことが分かった。担当者らは新型コロナウイルスの感染拡大による医療機関の逼迫(ひっぱく)に加え、行動制限の緩和で人出が増えたことが背景にあると分析している。(蓮村瑞希) 「はい、一一九番消防指令センターです。救急ですか、火事ですか」。県北東部、南部の二十消防本部への一一九番を一括して受け付ける千葉市消防局七階の「ちば消防共同指令センター」。四十三市町村をカバーしており、ひっきりなしに電話が鳴る。複数のモニターを前に座る八人の指令管制官が次々と状況を聞き取り、各地の消防本部に出動指令を出していった。 六日午後一時ごろ、指令を受けた千葉市中央消防署。館内にけたたましいサイレンが鳴ると、各持ち場から三人の隊員が走って集まり、着替えをして救急車に乗り込んだ。指令が出てからわずか一、二分。救急車はあっという間にサイレンを鳴らして現場
新型コロナの影響で、インターネットを通じたオンライン会議や打ち合わせが当たり前になりました。家にいることが増えた休日は、世界の相手とゲームの腕を競ったり、高解像度の映画を楽しんだり。便利だと感じつつもなぜこれほど手軽に会議やゲームや映画観賞ができるようになったのか、あまり意識することはありません。実はこれが、日本で開発された装置のおかげだというのです。 (永井理) 一月、今年の日本国際賞が発表され、東北大の中沢正隆卓越教授と情報通信研究機構の萩本和男主席研究員の受賞が決まりました。「エルビウム添加光ファイバー増幅器」(EDFA)という装置を開発した業績が評価されたのです。大量の情報をやりとりする社会を支えているのがこのEDFAなのです。
総務省が20日発表した昨年12月の全国消費者物価指数(20年=100、生鮮食品を除く)は、前年同月比4.0%上昇の104.1で、41年ぶりの高い伸び率となった。中でも電気、都市ガスなどエネルギー関連の上昇が際立つ。使用量が最も高まる冬を迎え、光熱費の請求書の金額に驚く人も増えている。(砂本紅年) 「去年よりガスの使用量は減ったのに…」。千葉県内の一戸建てで夫と子ども3人と暮らす女性(44)は、ガス会社からの1月分の請求書を見て驚いた。ガス代は約2万2000円と前月より約1万円増加。昨年同月比で約5000円高い。セットで契約する電気代と合わせると約4万円に達した。 一般的に気温の低い冬場は、暖房使用などで電気、ガス代とも1年で料金が最も高くなる。特にガスは、冬場に湯船に入る機会が増えがちなことや、低い水温からわかすため多くのエネルギーが必要なことから、大幅に使用量が増える。この女性も「今年は
千葉県南房総市は、市の観光をPRする観光大使で声優の徳井青空(そら)さんに、市が新たに作成した移住・定住プロモーションのロゴマークをあしらった観光大使名刺を贈った。
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