中国は決済処理ネットワーク大手の米ビザとマスターカードに対し、国内における銀行カードの決済手数料を引き下げるよう求めていると、事情に詳しい関係者1人が明らかにした。外国人旅行者の支払いを容易にするための取り組みの一環だという。 中国支付清算協会(PCAC)は、両社を含む世界的なクレジットカード発行会社と現地加盟店が外国人のカード決済で請求される手数料の引き下げを巡り協議している。同協会は手数料率を2-3%から1.5%に引き下げることを提案したと、関係者が非公開情報だとして匿名で語った。 交渉は続いており、手数料引き下げの詳細は変更される可能性がある。 マスターカードは、PCACから提案を受けたことを認め、海外の銀行カードを受け入れている現地加盟店のコスト引き下げに向けて決済業界のパートナーと協力すると表明。同協会とビザはコメントの要請にすぐには応じなかった。 原題:China Said t
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