コンサルティング会社か、システムインテグレーター(SIer)か、はたまた広告代理店か──。奇妙にも見える異業種へのM&A(合併・買収)を重ね、日本法人の社員数は8年間で4倍の2万3000人、売上高も同4倍の6500億円に膨らんだ。既存の業界秩序を意に介さず異なる遺伝子を取り込み続ける姿は、ライオンの頭、山羊の胴体、蛇の尾を持つ神話の生物キメラのようだ。今や、デジタルトランスフォーメーション(DX)の伴走者として、「1強」とも呼ばれる異形の企業は、いかにして生まれたのか。アクセンチュアの経営の実態に迫る。(写真=ZU_09/Getty Images)