◇セ・リーグ 中日6―0阪神(2014年9月5日 ナゴヤD) 中日のベテラン左腕・山本昌が今季初登板し5回無失点と好投。49歳0カ月でプロ野球史上最年長出場記録を更新するとともに、1950年に浜崎真二(阪急)が記録した48歳4カ月を抜いて史上最年長勝利を飾った。 熟練の技が冴えわたった。初回から5回まで毎回、走者を背負ったが、相手に得点を許さなかった。5回5安打無失点。プロ31年目、通算577試合目の登板で、しっかりと先発の役割を果たした。 山本昌に白星をつけるべく、チームも一丸となった。後を受けた2番手・祖父江は6回、失策と安打で無死一、二塁のピンチを背負ったが、新井を空振り三振、今成を左飛、鶴岡を見逃し三振に斬って取った。 打線も援護した。4回、1死から荒木の中前打を足がかりに2死満塁とし、藤井の中前2点適時打で先制。山本昌に勝利投手の権利をもたらすと、6回には平田の四球、森野