【読売新聞】 全日本空輸は9日、羽田空港を発着する国内線について、7月2日から全便を計画通り運航すると発表した。日本航空も10月29日までの運航計画で、8月以降は成田―千歳、成田―福岡の2路線を除いて全線を通常運航に戻すとした。新型
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川崎市は、JR武蔵小杉駅(川崎市中原区)で整備される新改札口などの配置図を公表した。改札口を横須賀線ホーム北側に設置し、2023年度中の利用開始を目指す。東急線と結ぶ新たなアクセス用の歩道も整備し、既存の2ルートより距離が短くなるという。 同駅にはJR横須賀線やJR南武線、東急東横線などが乗り入れ、駅構内や駅周辺で通勤・通学時の混雑が常態化している。混雑緩和に取り組むJR東日本と市は18年、横須賀線下りホームなどの整備事業に着手。ホームを上下線で分け、さらに改札口や東急線とつながるルートを増やし、乗り換え客らの分散化を図る。 下りホームの新設工事が進む中、市は1日、新たな改札口とアクセス用歩道の配置図を公表した。新改札口は約620平方メートルで、南武線ホームを経由する駅構内連絡通路のコンコースと接続させる。 歩道整備による短縮距離は
西九州新幹線のダイヤが発表された10日、長崎県内の沿線市からはおおむね納得の声が上がった。一方、同日公表された博多-佐世保の在来線特急ダイヤには、高速化事業を実施したにもかかわらず所要時間が一部長くなるとして不満が漏れた。 大石賢吾知事は、新幹線ダイヤについて「県内各駅への停車に配慮いただき、所要時間も短縮され、利便性の向上につながる」と歓迎のコメント。大村市の園田裕史市長は「全ての速達型が新大村に止まるわけではないのが残念だが、長崎市との通勤に使える始発や終電が独自に設定されたのはありがたい」として、通勤利用に配慮した低運賃の設定を望んだ。 諫早-長崎などの特急料金は新幹線への移行後、引き上げられる。長崎市に車で通勤している大村市竹松本町の会社員、三浦和敬さん(49)は新幹線の速さを意識しながらも「(割引き)料金がどれくらいになるか…」と模様眺め。それでも「長崎市で働く息子が実家から通え
まだ明るい時間帯にもかかわらず走行中の列車前を横切るニホンジカ。衝突を回避するための急ブレーキで車両が前後に揺れる時も=4月12日午後、兵庫県香美町内 JR山陰線の兵庫県内区間、梁瀬(やなせ)(朝来市)-居組(いぐみ)(新温泉町)間で、線路内への動物の進入が原因で発生した遅延件数は2021年度に約400件に上り、10年前の1・8倍に伸びていることがJR西日本福知山支社(京都府福知山市)への取材で分かった。動物との衝突事故は「レールキル」と呼ばれ、同区間では常態化。9割以上をニホンジカが占める。ダイヤの乱れに加えて乗務員らの負担も増している。柵設置が予防効果を得やすいが、新型コロナウイルス禍による収支悪化の余波で足踏み状態となっている。 ■保線作業の負担増 「シカとの接触は毎日起こる。ここ3年ほどは頭数が明らかに増え、出没場所の予測がつかなくなっている」。同支社の獣害担当者は声を落とす。管轄
JR九州は9月23日のダイヤ改正で、福岡都市圏の運行体系に初めてメスを入れ、快速・普通列車の総走行距離を15%削減する。鉄道事業を支える都市圏輸送で減便に踏み切るのは、鉄道利用者がコロナ禍前の水準に戻る見通しが立たないためだ。福岡都市圏の輸送網を見直すことで、維持負担が大きい保有車両を削減し、長期的な収支改善につなげたい考えだ。 ...
昨年八月の大雨で鉄橋の橋脚が傾き、復旧工事のため十カ月間にわたって一部区間で運休していた松本市のアルピコ交通鉄道上高地線。十日に全線での運行を再開し、渚駅で行われた式典で関係者は地域の足の復旧を祝うとともに、外国人観光客らの来訪などコロナ禍以前のにぎわいに期待を寄せた。...
県内では1904(明治37)年、高知市で路面電車が開通。20年後の3月には旧国鉄の蒸気機関車が須崎―日下(高岡郡日高村)間を結び、8カ月後には高知市まで延びた。大正時代にはバスも走り始めるなど、じわじわと公共交通網が広がっていった。 同館では県民に提供してもらった古い写真を使い、さまざまな企画展を開催。今回は、交通にまつわる写真を展示した。 電車やバスはもちろん、明治時代に医師が往診に使っていた馬、タクシー代わりの人力車、五台山のロープモノレールやフェリーなどなど、平成時代までの写真がずらり。さまざまな乗り物の切符や時刻表、旧国鉄の車掌の制服も並んでおり、学芸員の森本琢磨さん(40)は「若い方には新鮮で、年配の方には懐かしい内容。親子や世代間の交流にもつながればうれしい」と話していた。 午前8時~午後7時(最終日は午後5時まで)。7月12日は臨時休館。入館料300円、高校生以下無料。問い合
伊万里市の西の端、長崎県境にある浦ノ崎港に、福島(同県松浦市)との間をつなぐ定期船がある。早朝、船から降りた高校生たちは、目の前にある松浦鉄道(MR、本社・佐世保市)福島口駅で乗り継いで通学する。松浦高3年の坂口悠太さんは「列車がすぐ来てくれるので助かります」。まだ眠そうな足取りで車両に乗り込んだ。
JR西日本が4月、利用者の少ない在来線の区間別収支を初めて公表した。今後、沿線自治体を巻き込んだ議論が本格化する見通しだ。地域にとって最適な公共交通とは何か。4年前に廃止された旧JR 三江(さんこう) 線の沿線では、代替交通に切り替え、交通の維持を図るが、自治体の負担など課題も浮かび上がる。(高山智仁) 自治体負担 三次(みよし) (広島県三次市)― 江津(ごうつ) (島根県江津市)間108・1キロを結んだ三江線は、車社会の進展や沿線の過疎化で利用が低迷した。 1キロ当たりの1日平均乗客数を示す「輸送密度」は、2014年度にはバスへの転換が望ましいとする基準(4000人未満)を大幅に下回る50人となり、18年3月末で廃止された。 路線バスから転換したデマンド交通。住民主体のNPO法人が運行を担う(島根県邑南町で) 翌4月からは、代替交通として14路線に分け、バスの運行を始めた。しかし、利用
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