健康に良いイメージの「わかめ」だが、実際になにが、どう良いのか。5月5日は「わかめの日」(実は!)だ。食事情に詳しいライター・編集者の松浦達也氏が、「わかめの秘密」を語る。 * * * 5月5日と言えば、子どもの日。端午の節句である。そしてもうひとつ、なぜかこの日に制定されている日がある。「わかめの日」である。 なぜ5月5日に、わかめなのか。日本わかめ協会によれば「新わかめの採取が一段落し、美味しい新わかめが市場に出回り、やはりこの時期に出回るタケノコとを取り合わせた季節感たっぷりの『若竹煮』のシーズン」であること。そして「印象を与えやすいよう『子どもの日』の5月5日を『わかめの日』と定めました」ということなのだ。 わかめには都市伝説めいた噂もよく聞かれる。「健康にいい」というぼんやりしたものはいい方で、「髪が生える」など明らかに見た目のイメージに左右された、まったく根拠のない噂もある。
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