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ブックマーク / rakubouzu.hatenablog.com (8)

  • 『幕が上がる』はうどん脳の夢を見るか - 世界の片隅で無駄口をたたく

    ※ネタバレありの感想です。 『幕が上がる』。今や飛ぶ鳥を落とす勢いのももクロが主演。原作は演劇界の重鎮・平田オリザの同名小説。脚は『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平。しかも各界の著名人が絶賛、伊集院光までもが褒めたとあっては否が応にも期待が高まる。監督に関しては、高校時代友達に誘われるがまま『踊る大捜査線The Movie 2』を観に行って「殺人現場に置かれていた洋ナシは“用無し”というメッセージ。つまり犯人はリストラされたサラリーマン!」という驚愕の謎解きに唖然としてその後うわ言のように「面白かったねー」と繰り返すしかなかった記憶と、「うどんがべたくなる映画でいいなら俺でも撮れる」と某氏にdisられていた記憶しかないけど、不安要素はそれくらいで、基的には肯定的なスタンスで鑑賞に臨んだ。 しかし、見終わってまず頭に浮かんだ感想は「惜しい」「もったいない」だった。 期待した要素は期待

    『幕が上がる』はうどん脳の夢を見るか - 世界の片隅で無駄口をたたく
    katokitiz
    katokitiz 2015/03/06
    気になる。
  • 異形の映画−『キス我慢選手権 THE MOVIE』 - 世界の片隅で無駄口をたたく

    『キス我慢選手権 THE MOVIE』を観てきた。 テレビ東京の深夜バラエティ番組『ゴッドタン』の企画「キス我慢選手権」の映画化だ。 テレビ番組の映画化と言ったら否定的な目で見る人が多い。その場合テレビ番組というのはドラマのことで、ドラマの性質は映画とほぼ同じであるから、それを映画化したらその言葉どおり批評のフィールドが“テレビドラマ”ではなく“映画”となってしまう。またテレビドラマも映画化となると映画に擦り寄っていく、つまり「映画らしくしようとする」という側面もある。こうなると一大娯楽として確立されている“映画”に対して大見得切って向こうを張ることになる訳だから、当然より多くの批判を浴びることになる。 それで『キス我慢選手権』はどうかというと、映画のスケール感を拝借しつつ“映画”というジャンルそのものには踏み込まず、「映画館でバラエティ番組を観る」という暴挙かつ快挙を果たした。 テレビ

    異形の映画−『キス我慢選手権 THE MOVIE』 - 世界の片隅で無駄口をたたく
    katokitiz
    katokitiz 2013/12/09
    「映画館でバラエティ番組を観る」という暴挙かつ快挙を果たした>これが何なのか?についてはかなり同意で、それをどう捉えるか?についてぼくとは違う意見だが、大変に参考になる。なるほど。
  • 「明日があるさ」はたけし軍団だった? - 世界の片隅で無駄口をたたく

    魚谷雅彦の『こころを動かすマーケティング コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる』を読んだ。 著者はライオンに入社後、海外留学、転職を経て39歳で日コカ・コーラ社に副社長として入社。様々な広告キャンペーンを手掛け、現在は同社の会長を務めている。 書はマーケティング戦略の考え方を、著者が手掛けた広告キャンペーンのエピソードを交えながら解説しており、為になると同時に読み物としても面白かった。 そのエピソードの中に、お笑いファンにとって非常に面白いものがあった。 著者が日コカ・コーラ社に入社した1994年、ジョージアのライバル・BOSSが矢沢永吉をCMに起用してシェアを伸ばしていた。 それまでジョージアはアメリカ社主導のもとブルーカラーをターゲットにした広告を打っていたが、それを見直し「サラリーマン」をターゲットにした広告を展開することにした。 そして試行錯誤の末、あるプランに辿

    「明日があるさ」はたけし軍団だった? - 世界の片隅で無駄口をたたく
    katokitiz
    katokitiz 2013/07/22
    おもしろい。
  • 傷つけたいのは誰の心 - 世界の片隅で無駄口をたたく

    今何を語るかと言ったら峯岸みなみを置いて他にないだろう。 EXILEの下部組織・GENERATIONSの構成員・白濱亜嵐の自宅に峯岸がお泊りした現場を週刊誌に撮られたことから始まる。お泊りしたとなれば二人は恋仲にあると連想するのが下衆の摂理で、峯岸はAKB48鉄の掟「恋愛禁止」(秋元康は最近になって否定しているが何だかなぁ)を破ったわけだから、すわ卒業か左遷かはたまた東京マラソンかと周囲が色めき立った矢先に突然の坊主である。発覚から驚く間もなく丸刈り姿で号泣し今回の騒動を謝罪する映像がYouTubeの公式チャンネルにアップされたのだ。唐突に現れた「お前誰だよ」なICONIQですら衝撃を受けたのに、昨日までロングヘアーをなびかせ歌い踊っていたアイドルの丸刈り坊主のインパクトたるや。しかも自らの意思でやったという。 これを契機にメディア、ネットでは議論が白熱し、恋愛禁止の是非やAKB48のシス

    傷つけたいのは誰の心 - 世界の片隅で無駄口をたたく
    katokitiz
    katokitiz 2013/02/06
    これは良い。でも美味しいと思ったら報道するのがワイドショーだからなぁ…やはり大人がちゃんと…
  • 『アメトーーク』は狭いコミュニティなのか - 世界の片隅で無駄口をたたく

    過日の『アメトーーク』でかまいたち山内が鋭い切り込みを見せた。 詳しくはK助さんが以下にまとめられている。 ヨイ★ナガメ:雑感【アメトーーク(かまいたち山内の小論文の書き方講座)】 - livedoor Blog(ブログ) 端的に言えば、いつも同じ芸人しか出ていない。 山内の言葉を借りるなら「アメトーークが狭い狭いコミュニティん中で」回っていると。 言われてみれば確かにそうかもしれない。 しかし印象だけで断言してしまうのもいかがなものか。 ということで実際に出演回数を集計し、山内の推論が正しいか検証してみる。 集計のルールは次のとおり。 集計期間:2005年8月8日「メガネ芸人」〜2012年9月28日「勉強と部活と女の子で秋の陣…そこは逆SP」*1 出演者は公式ホームページを参照。サプライズゲストなど明記されていないものは含まない。 1企画につき1回の出演とする。 2週にわたる企画でも1回

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    katokitiz
    katokitiz 2012/11/27
  • 『テベ・コンヒーロ』のコウメ太夫は何故面白かったのか - 世界の片隅で無駄口をたたく

    あなたは、コウメ太夫で笑ったことがありますか? 多くの人が、特にお笑い好きであれば「いいえ」と答えるだろう。 しかし、ある番組のせいで私はその質問に「はい」と答えなくてはならなくなった。 その番組とは『テベ・コンヒーロ』。日曜夜8時というゴールデンタイムど真ん中に、松島トモ子に猛獣への餌やりをさせたり、過去のスターの不人気を競わせたりと、悪意を笑いに変え続け、先日終了を迎えた『クイズ☆タレント名鑑』の残党が作る深夜番組だ。深夜でも引き続きその悪童精神を発揮した企画を送り続けている。 そして昨日、「コウメ太夫で笑う芸人など存在するのか?」を検証するため、「コウメ太夫で笑ったら即芸人引退スペシャル」と題された企画が行われた。 コウメ太夫といえば『エンタの神様』でブレイクした芸人だ。 『エンタの神様』は芸人のネタを番組仕様に作り変え、ネタ前には極端な煽りVTRを入れ、ネタ中は過保護なまでのテロッ

    『テベ・コンヒーロ』のコウメ太夫は何故面白かったのか - 世界の片隅で無駄口をたたく
    katokitiz
    katokitiz 2012/05/31
    読んだ。エンタの神様が大っ嫌いで、お笑い好きを公言しておきながら、エンタ見てるとかいうヤツはホントに信用ならなかったんだけど、やっぱりその筋の人たちからは嫌われていたんだな。
  • 有吉弘行はテレビを解体する - 世界の片隅で無駄口をたたく

    “おしゃクソ事変”に端を発する有吉弘行のブレイクぶりは論を待たないが、何より驚異なのが“おしゃクソ事変”が3年も前の出来事ということとそのブレイク以後の安定ぶりで、今や有吉はテレビ界のヒールあるいはスーパーサブとして鎮座している。 生々流転のテレビ界で行き抜くのは並大抵のことではないだろうが、有吉が今の地位を獲得したのは、刻一刻とそのスタイルを変化させていったことに起因すると考える。 “地獄を見た芸人”の地獄からの脱出は前述のとおり『アメトーーク』における“おしゃクソ事変”から始まった。 当時周到な計算と抜群の処世術により確実に芸能界に根をはっていっていた品川に対し有吉は視聴者が品川に面白さと同時に抱いていた違和感・嫌悪感を“おしゃべりクソ野郎”というあだ名により見事に言語化し、しかも人にそれを叩きつけるというガチンコ芸を披露してみせた。冷徹な批評眼に支えられたこの“あだ名芸”はたちまち

    有吉弘行はテレビを解体する - 世界の片隅で無駄口をたたく
  • 「芸人」劇団ひとり劇場 - 世界の片隅で無駄口をたたく

    視聴者「このままだと劇団ひとりさん芸人として終わってしまうんじゃないかと思うんですよ」「芸能界でたけしイズムというか、ビートたけしさんの遺伝子を1番受け継いでるのは劇団ひとりさんだと思います」 劇団ひとり「いやいやいや。たけしさんは僕にとって神様みたいな人で」 視聴者「だからこそ言わせていただきたいことがあって。劇団ひとりさん売れっ子だからテレビでよく見るんですけど、今ひとつ印象に残る番組が少ない。お笑い以外の仕事が多すぎるんじゃないかと思うんですよね」「お笑い以外の仕事を全部断っていただきたい」 ひとり「僕の中のラインとしては、芸人として生きるのは深夜であったりライブだったりであって、ゴールデンは職業としての芸人なのかなっていうふうに…」 視聴者「時代が違うと言えばそれまでですけど、たけしさんはゴールデンでゴリゴリのお笑い番組を3も4も持っていた訳ですから…じゃあ、たけしさんになるつ

    「芸人」劇団ひとり劇場 - 世界の片隅で無駄口をたたく
    katokitiz
    katokitiz 2012/05/13
    超すばらしい記事。ジュニアいじりの前半と劇団ひとりの狂気を見せた後半はまるで違うトーンだっただけに、この解説はまさに的確。
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