2012年02月09日02:15 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 電脳的ラスボス言語の攻略 - 書評 - 日本語入力を支える技術 出版社より献本御礼。 日本語入力を支える技術 徳永拓之 いい時代になったものだ。 コンピューターで扱うのに最も難解な言語の一つである日本語の取り扱い方を、書籍で学べるなんて。 しかしこうして本で読んでみると、改めてすごいことだと思う。 この難問から、我々が逃げずに取り組んで来たことに。 本書「日本語入力を支える技術」は、今や「出来て当たり前」となった電脳に対する日本語入力を中心に、電脳で日本語をどう扱うのか、どこまで扱えるのかを簡潔(succinct)にまとめた一冊。さすがPFIの中の人が著者だけあって、本書自体が簡潔データ構造で記述されているのではないかというぐらい中身の濃い一冊で、本blogで取り上げる本の中では最もページ密度の高い本の一つである。