文化庁が発表した「平成27年度『国語に関する世論調査』の結果の概要」によると、いわゆる「ら抜き」言葉を使う人が多数派になりました。調査を始めた1995年以来、初めてのことです。 赤く色を付けた部分が「ら抜き」言葉で多数派になっている 同調査は例文を示し、普段使うのは「ら抜き」の言葉か、「ら抜き」していない言葉かを選択してもらう形式。その結果、 今年は初日の出が(見られた・見れた) 早く(出られる?・出れる?) という2つの例文で、「見れた」「出れる」の「ら抜き」言葉を選んだ人の方がわずかに上回りました。一方、 こんなにたくさんは(食べられない・食べれない) 朝5時に(来られますか・来れますか) 彼が来るなんて(考えられない・考えれない) という3つの例文では、「ら抜き」ではない文章を選んだ人が多数派となっています。 過去との比較と年齢別 年齢別で見ると、若い年代ほど「ら抜き」言葉を使用して