「勝った」だとか「負けた」だとか、そういう言い方、考え方でビジネスをしていてはいけない。しっかりした経営理念を掲げ、顧客のために活動し、社会に貢献していく。結果として商売がうまくいく。ビジネスは「勝ち負け」、勝負事ではないのだから。 こういう意見があります。昨今、世間一般の常識になっている気がします。「あの人は勝ち負けにこだわりすぎる」と言ったら悪口でしょう。 本当にそうでしょうか。鷲沢社長と球田コンサルタントとの会話を読んでみてください。 ○鷲沢社長:「球田さん、あなたのような大リーグに精通している経営コンサルタントにお願いするのは初めてだ。よろしく頼む」 ●球田コンサルタント:「ありがとうございます。全力で勝ちにいきます」 ○鷲沢社長:「頼もしい」 ●球田コンサルタント:「私は社長を胴上げするためにやってきました。『優勝請負人』と受け止めていただければ」 ○鷲沢社長:「そうか……」 ●