▼慶應義塾大学大学院特任准教授 ジョン・キムさんからのアドバイス 目の前の仕事をやるべきか、やらざるべきか。それを判断するには、「自分の人生や成長プロセスにおいて、この仕事はどのような意味を持っているのか」という問いが欠かせません。たとえば上司から資料作成を指示されたら、それを単純作業として受け止めるのではなく、そこに自分の学びの材料が隠れているのではないかと考えることです。 学びの材料は、ありとあらゆるところに存在しています。ところが、上司から指示されたことを受け身でこなすだけの人にはそれが見えないのです。そうではなく、つねに経営者や上司の視点を持ち、その業務の意味や価値を考えてみることです。学びの材料は、そうした強い当事者意識の先に見つかるものです。 ときには何の価値も見いだせない仕事もあるでしょう。では、不条理な仕事は捨てて、やりたいことだけをやっていればいいのか。私は19歳で母国で
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