「海の日」の18日、乗組員がマストに登ってあいさつする儀礼「登檣礼(とうしょうれい)」が、横浜・みなとみらい21(MM21)地区に係留されている帆船「日本丸」で行われる。海の日を祝う夏の風物詩だが、ことしは東日本大震災から復興に向けて歩んでいる東北に向けて「頑張ろう」とエールを送ることにした。 登檣礼は、帆船が遠洋航海に出航する際、乗組員が帆桁に整列して見送りに来た人たちにあいさつする最高儀礼。日本丸では毎年、海の日に市民ボランティアが実施。高さ40メートルを超えるマストに登って帆桁に並び、「海の日、おめでとう」と声を合わせる姿が恒例行事となっていた。 「震災では大津波に巻き込まれた人たちが大勢いる。海の日に日本丸で何ができるか」。山本訓三船長(63)は1カ月近く悩んでいた。「ことしの掛け声は、おめでとうではないはずだ」 山本船長は市民ボランティアに相談した。男女約70人のうち、被災
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