企業や官公庁などが扱う大量のデータを管理するデータセンターの誘致が道内で進む中、大規模停電が発生した去年の地震をきっかけに防災対策を強化する動きが出ています。石狩市にあるデータセンターで26日、報道関係者に公開されました。 大阪の運営会社「さくらインターネット」が石狩市内に設けているデータセンターは、災害に備えた非常用発電機についてこれまで最大の出力で稼働させる時間は連続48時間、丸二日を想定していました。 燃料もそれにあわせた分しか保管していませんでした。 しかし、去年の胆振東部地震でこの施設では、停電が復旧し安定的に供給されるまでに60時間ほどかかったため、この間、出力を落として稼働させたほか、燃料も石狩市などから譲り受けて動かし続けていました。 さらに停電が続くと発電が止まりデータを保存するコンピューターが停止して、顧客から預かる大量のデータが消失し、企業や官公庁などのシステムやサー