[彰化(台湾) 11日 ロイター] -米検索大手グーグルは11日、アジア地域で初となるデータセンターを台湾とシンガポールに開設した。中国、インドによるデータ需要の拡大に対応するものだが、検閲や規制面で両国にデータセンターを設置することが困難な状況のなか、オフショア戦略を展開する。 データセンター部門のバイスプレジデント、ジョー・カバ氏は声明で「アジアのインターネットは驚くべき拡大を見せている。インドのインターネット利用者は1億人から2億人に倍増した。米国では6年を要した。まだネットを利用していない人の大半がアジアにいることから、この拡大ペースはしばらく衰えないだろう」と述べた。 カバ氏は、台湾でのデータセンター設置について、費用面もさることながら、プライバシー保護や人材、通信インフラの点でも同様に意味があると指摘。 「ハイテク企業をめぐる台湾の環境が優れていることは明らかで、そうしたハイテ