僕たちが訪問診療におうかがいしている、ある老人ホームに、90歳の男性が入居してきました。彼は若いころからたくさんタバコを吸っていたので、肺を悪くしてしまい、現在は肺気腫による慢性呼吸不全の状態。息苦しさを緩和するために在宅酸素療法(自宅での酸素吸入)を受けていました。彼は、これまで何度も肺炎を繰り返していました。今回も肺炎で入院したのですが、入院中に足腰が弱ってしまい、寝たきりの状態に。自宅での生活が難しいと判断され、老人ホームに入居してきたのです。 初めて会った彼は、とてもやせていました。身長168センチメートル、体重38キロ。体格を示すBMI(Body Mass Index/ボディ・マス・インデックス)という数値は13.4でした。BMIは「体重(キログラム)」を「身長(メートル)」×「身長(メートル)」で割って計算しますが、25を上回ると肥満、18.5を下回ると「やせ」、22が標準とさ
“伝統食の良いところを現代に取り入れる”をコンセプトに活動するフリーランスの管理栄養士。ファスティングによる「食べない健康法」も伝えている。『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。 こんがり焼けた食べ物が、体の老化を招く…AGEの甘い罠 老化の素として近年危険視されている「AGE」。体にどのような悪影響を与える物質なのだろう? 圓尾さん「ホットケーキは、砂糖の糖質と牛乳や卵のたんぱく質が熱によって反応し、こんがりと焼き色がついて良い香りがしますよね。しかし、この反応が体内で起きると大変。体の中で糖質とたんぱく質が熱で反応すると、AGEと呼ばれる老化を促進させる物質が生成されてしまうのです。 AGEが体内に溜まると肌のシワやくすみ、シミなどの老化現象や、AGEが溜まった場所にダメージを与えます。たとえば血管でAGEが蓄積すると、血管がもろくなり動脈硬化の原因
AGE牧田クリニック院長。糖尿病専門医。医学博士。 1979年、北海道大学医学部卒業。ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行う。1996年より北海道大学医学部講師。2000年より久留米大学医学部教授。2003年より、糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業し、延べ20万人以上の患者を診ている。著書に『糖質オフのやせる作りおき』『糖質オフ!でやせるレシピ』『糖尿病専門医にまかせなさい』『糖尿病で死ぬ人、生きる人』『日本人の9割が誤解している糖質制限』『老けたくないなら「AGE」を減らしなさい』『人間ドックの9割は間違い』他、多数。 医者が教える食事術 最強の教科書 次から次へと現れるダイエット法や“最新"食事法。それらは、人体のメカニズムを無視した食べ方だったり、根拠
9年ぶりのJ1復帰を目指すジェフユナイテッド千葉は、今季、いままでにない大改革を進めている。 エスナイデル新監督が率いるチームは、極端なまでのハイラインで守り、猛烈なハイプレスをかけ続ける。前にも後ろにも、とにかく走るのだ。夏場でも、その運動量が落ちることはない。なぜ、そこまで走れるのか――。 監督は「そこにミステリーはない」と言葉に力を込める。厳しいフィジカルトレーニングを課しているのは想像に難くないが、それだけではない。強度の高い練習をこなす体作りから見直し、徹底して食事改善に取り組んでいるのだ。 現役時代、イタリアのユベントス、スペインのレアル・マドリーなど、欧州の名門クラブでプレーしてきた元アルゼンチン代表にとっては、当たり前のことを当たり前にしているだけだという。 脂身、濃い味、白米が並ぶ食事に監督があ然。 きっかけは、シーズン開幕前の沖縄キャンプだった。 「なぜこんなに味付けが
運動は身体によいと思っている人もいるだろう。実はそれは真っ赤な嘘だ。 スポーツ健康法は幻想だ。データ上でも、激しい運動を行ったスポーツ選手の寿命は、一般的な寿命と比較して6~10年ほど短いとされている。人生が80年と仮定すれば、スポーツマンはなんと一般人よりも一割も寿命が短いのである。 「それは極端な運動を行っている人の場合であって、ほどほどに運動している人は健康なんじゃないの?」 そう思う人もいるだろう。しかし残念ながら現実はそう簡単ではない。 データの上では、最も平均寿命が長いとされている人達は東洋の僧侶だ。彼らの生活の特徴は、激しい運動はせずに一日中座ってお経を唱えた生活を行い、かつ食生活は質素だという事があげられる。 この東洋の僧侶を現代の「適度な運動」をしているという人達と比較すると、あくまで傾向ではあるが長寿だという。 実はかなり前から判明しているのだが大規模なデータを分析した
Facebookを開けば、子どものお弁当からお気に入りの酒の肴まで、料理の写真がずらりと並ぶ。全国各地では、ご当地食材の食フェスやB級グルメフェアが連日のように組まれている。この空前の「グルメ時代」に、「食べない」生活を選ぶ人たちがいる。なぜ、そんな価値観を選ぶのか。医師や栄養学の専門家はどう見ているのか。「食べない」人々を追った。(ライター・神田桂一/Yahoo!ニュース編集部) 俳優の榎木孝明氏は、地下にある控え室から階段を軽やかな身のこなしで上がってくると、「ようこそいらっしゃいました」と言って、にっこりと微笑んだ。榎木氏は、都内の医療機関で指導を受け、30日間の「不食」を実践しながら、現在出演中の『相棒season15』の撮影所に通っていたことがあるという。不食とは、文字通り、何も食べないこと(毎日の水分補給と場合によっては塩分・糖分をとることもある)。人間はそれほど食べずに活動で
デートでちょっといいフレンチのお店に行くことになったり、仕事で急に高級な和食のお店に行くことになったり……。 人生何かと、食事のマナーに気をつけたいときってありますよね。ですが、ここぞというときにわからなくなってしまいがちなものもまた、食事のマナーだったりします。 そこで今回は前回の結婚式のやりがちNGマナーに引き続き、同じく石田紗英子さんの解説で食事の席での意外なNGマナーをご紹介します! 結婚式などのイベントよりも、多くの機会で登場する食事マナー。いいと思っていたマナーが間違っていることも多いものです。絶対にそうしなければ!ということはなくとも、少し覚えておけば格段にスマートに振る舞えちゃいます。 今回もわかりやすく解説してくださった石田さん! 元航空会社客室乗務員であることを活かし、マナー・プロトコール検定準1級を取得、そして実はマナー・プロトコール講師養成講座も修了しているんです。
小麦製品を食べてはいけない? 錦織圭が敗れた。 全仏オープンテニス準々決勝の対ツォンガ戦。初のグランドスラム制覇も十分ありうる、との下馬評で、このツォンガ戦でも圧倒的不利から見事盛り返したが、惜しくも念願叶わなかった。 なぜ、あと一歩のところで勝てないのか? その一因は「小麦」かもしれない。技術面やメンタル面などにもわずかな課題はあるのだろうが、食事管理こそが実力伯仲のランキング上位の選手を蹴落とす最後の武器となるのではないか。 読めば肉体改造のみならず、人生も好転するという実践的ダイエット理論本『ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム』(三五館)はベストセラー。 現在、テニスの世界王者(ランキング1位)はジョコビッチだ。しかし、彼が以前は、錦織と同じように「あと一歩」で上位選手に敗北していたことは、あまり知られていない。 転機となったのは、2010年の
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