MLAGとは MLAG(Multi-chassis Link Aggregation)とは、複数の物理リンクでスイッチングハブ同士を束ね、1台のスイッチのように振る舞ってもらうようにする技術です。ちなみに、MLAGは「MC-LAG」とも呼ばれます。「注:物理リンクでは、LANケーブル、光ファイバー、DACケーブルなどが用いられる」 下図の示すように、スイッチングハブのGigabit Ethernetポートを2つずつ束ね、そのリンクアグリゲーションによって、回線の帯域幅は1Gbps x 4=4Gbpsまで拡張できます。 図1:MLAG vs STP(スパンニングツリー) 帯域幅の拡大に伴い、基幹部分の負担が分散され、ネットワーク全体の冗長化が実現されます。1本の物理リンクが障害しても、残りのリンクは肩代わりしてくれるため、システムの耐障害性が更なる向上します。 図2:トラフィックの負荷分散