羽田空港の航空機衝突事故を巡り、国土交通省の対策検討委員会が24日にまとめた再発防止策では、誤進入を防ぐために滑走路の表示灯を増設するなどの項目が盛り込まれた。しかし、これらの対策は過去にも必要性が指摘されてきた。航空関係者からは一定の評価とともに、「本当に再発を防げるのか」と実効性を疑問視する声も上がる。 「多重的な対策が必要だ。政府は速やかに具体化をお願いしたい」。この日の検討委の最後を、座長の小松原明哲・早稲田大教授が締めくくった。委員の一人は取材に「(中間まとめは)本当によくできている」と自画自賛する。 対策の一つとして「滑走路占有監視支援機能」というシステムが取り上げられた。管制官の手元のモニターに誤進入を表示する仕組みだ。現在は誤進入を黄色く表示しているが、今後は海外の空港にならい、警報音でも知らせる機能の追加が求められた。 ただ、ある航空関係者によると、…
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