2010年12月03日12:52 カテゴリ宇宙航空 小惑星探査機「はやぶさ」 弾丸未発射の原因は、if文の真偽が逆だった 探査機「はやぶさ」が2005年、小惑星「イトカワ」に着陸した際に岩石採取のための金属球を発射できなかったのは、地上から送ったコンピュータープログラムにミスがあったのが原因だったことが、29日までの宇宙航空研究開発機構の検証で分かった。 はやぶさは結果としてイトカワの岩石の微粒子を持ち帰るのに成功したが、宇宙機構は14年度にも打ち上げる後継機「はやぶさ2」に教訓を反映させる方針。 はやぶさは着陸と同時に金属球を発射して、砕いた岩石をカプセルに取り込む計画だった。着陸姿勢に入るとアンテナが横を向いて地球から指令を送れないため、着陸の2日前、指令なしで自律的に動くためのプログラムが送信された。 だが、このプログラムには「着陸のために地表に水平な姿勢を取ったら、金属球の