ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。LINEヤフー Tech Blog 「細かいと言うより長いよね」 はじめに こんにちは。ATS の脆弱性を発見した小柴さんや ATS に HTTP/2 の実装を行っている大久保さんと同じチームの一年目、匿名社員M さんからいじられている新人です。今回ありがたい事に、こういったすごい方々を含めモヒカン諸先輩方より「何か書かないの?」「いつ書くの?」という数々のプレッシャーお言葉をいただきました。 というわけで、SSL/TLS の Session 再開機能に関して書いていこうかと思います。 SSL/TLS は機密性、完全性そして真正性に対して安全な通信を行うための仕組みです。しかし、この仕組みは暗号技術を多用し特に接続において複雑なプロトコルを用い、Client, Se
The ordering of cipher suites in the Old configuration is very important, as it determines the priority with which algorithms are selected. OpenSSL will ignore cipher suites it doesn't understand, so always use the full set of cipher suites below, in their recommended order. The use of the Old configuration with modern versions of OpenSSL may require custom builds with support for deprecated ciphe
完全に釣りタイトルですけど中身は真面目に書くよ。 近年、ウェブサイトのHTTPS化が流行のようになっている。私の知る限り、Googleの各種サービスやTwitter、Facebookなどが完全にHTTPSで通信を行うようになっている。HTTPS、つまりSSLによる通信の暗号化によって、ユーザにこれまでよりも安全なウェブサイトを提供できる。 しかし、あなたが作っているサイトをふと思いつきでHTTPS化してしまうと、たぶん、これまでよりもサイトが遅くなる。ここでは、HTTPSで通信する場合の問題を解説する。 なぜ遅くなるのか HTTPで通信する場合、クライアントがサーバへと接続するためにはTCP/IPの3ウェイハンドシェイクという手順が必要になる。めんどくさいのでここでは詳しくは説明しないが、要するにクライアントがリクエストを投げる前にパケットを1往復させないといけないのである。パケットの往復
サーバの管理なんぞしていると、「SSLのサイト作りたいからこの証明書を設置して欲しい」などと言われることは日常茶飯事・・・とまではいきませんが普通にあることだと思います。 でも、せっかく安全に気を配ってサーバに転送して設置して設定しても、「実はもらったファイルは違う鍵ファイルだった」なんて事はありませんか? まあ・・・実際あんまりないんですけど、そんな事があったら気が滅入って寝込んでしまいそうになるので、実環境へ持って行く前に軽く動作チェックをするようにしています。 mod_ssl いれてブラウザでアクセス・・・でもいいんですが、それだと気が短い人には耐えられないので、以下のようなコマンドを叩きます。 $ openssl s_server -cert [ファイル名] -key [秘密鍵ファイル名] Using default temp DH parameters ACCEPT こうなれば成
2005/10/02更新 高木浩光@自宅の日記を拝見するにつけ、PKI としての SSL が 中途半端な理解により台無しにされている場面が多いように思えます。そこで(セキュリティの専門家ではないものの)私が理解している範囲で自分なりに入門解説を書いてみました。 ちなみに、SSL v3 に少しの改良を加えたものが TLS v1.0 ですが、技術的な細かい点を気にしない 場合は、SSLと総称されています。 ここでも、そんな細かいことは気にしていないので SSL と総称しています。 SSLしくみ解説 まず、SSLを理解するために必要な用語を解説し、次に SSLが PKI としてどのような構成要素で安全な通信路を形成しているか解説します。 暗号化と復号化 コンピューターで暗号化というと、暗号化する前のデータ (以下、「平文(ひらぶん)」と呼びます)と鍵となるデータ(以下「鍵」と呼びます) を使って
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