氏家斉一郎・日本テレビ会長が28日、死去したのを受け、広瀬道貞・日本民間放送連盟(民放連)会長(テレビ朝日顧問)は次のようにコメントした。 ◇ 体調が思わしくないとは聞いていたが、突然の訃報を聞いて愕然としている。惜しい人を失い、言葉では言い尽くせない悲しみである。 氏家氏は、民放連会長として平成8年4月から平成15年3月まで、民放界の陣頭指揮にたち、民放のみならず、今日にいたる放送界全体の発展に貢献した功績は計り知れないものがある。 現在のBPO(放送倫理・番組向上機構)の前身であるBROを設立したのも同氏が民放連会長の時である。 さらに日本の産業界全体の将来を見据え、放送のデジタル化の道筋をつけたのもやはり氏家民放連会長時代であった。現在、民放界は大変厳しい経営環境にあるが、デジタル化完成目前にしての逝去は誠に残念である。 現在は民放連顧問として、大所高所からのご意見番を自認されていた