ホロコースト後初の女性ラビ=「ユダヤ統合の象徴」に期待−ドイツ ホロコースト後初の女性ラビ=「ユダヤ統合の象徴」に期待−ドイツ 【ベルリン時事】ドイツで第2次大戦中のナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)後、初めてとなる女性のラビ(ユダヤ教指導者)が任命された。ベルリンのシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)で4日行われた就任式に出席したウルフ大統領は、「ユダヤ人社会がドイツに再び強く根付いたことを示した」と歓迎。ユダヤ教徒のドイツ社会への融合の象徴として、活躍が期待されている。 ラビに就任したのはウクライナ出身のアリーナ・トライガーさん(31)。公共テレビZDFに「女性がラビになれるとは思わなかった。とても興奮している」と喜びを語った。ただ、ドイツのユダヤ人社会は保守的といわれ、信徒の反発を懸念する声もある。 ドイツでは1935年にレギーナ・ヨーナスさんが世界初の女性ラビに就任した。しかし