青木幹雄氏 自民党の青木幹雄前参院議員会長(75)が15日、健康上の理由で参院選(島根選挙区)の立候補を断念することになった。自民党政権時代、政局や人事で強い影響力を持ち、「参院のドン」と評されていた。参院選不出馬で、このまま政界を引退する可能性がある。 党島根県連は15日午前の会合で青木氏の参院選不出馬を決定した。会議後、五百川純寿総務会長は記者団に「昨晩、本人に会い、『迷惑をかけ申し訳ない。残念だけど無理だ』と言われた。軽い脳梗塞(のうこうそく)で、医者からも『夏の暑い選挙は無理だ』とストップがかかった」と説明した。後継には長男で秘書の一彦氏の名が挙がっている。 党関係者によると、青木氏は13日の島根県雲南市での集会で話がうまくできなくなって中座。14日に出席予定だった出雲大社の大祭礼も欠席した。その後、出雲市の県立病院で検査を受け、入院している。16日には退院する見通しという。
自民党の片山虎之助元総務相(74)は14日、岡山市内で後援会役員会を開き、70歳定年制で夏の参院選に同党から比例代表で出馬するのが困難な状況を踏まえ、「自民党以外にも選択肢を広げて最終判断したい」との方針を明らかにした。 政党の具体名は明らかにしなかったが、平沼赳夫元経済産業相(衆院岡山3区)が代表の「たちあがれ日本」をはじめ、新党からの出馬を視野に対応を模索するとみられる。 役員会の冒頭、片山氏は「最後のご奉公をしたい。自民党で出られないなら、方向転換も視野に入れねばならない」とあらためて国政復帰に意欲を示した。その後、断続的に訪れる幹部らと約4時間にわたって非公開で意見交換した。 終了後、片山氏は「私の考えを支持、賛同する声が多かった。意見を踏まえ、できるだけ早く最終判断したい」と述べた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く