JR北海道は、帯広−札幌間の特急「スーパーとかち」の上下10本のうち8本で、従来の5両編成から4両編成に縮小した。景気低迷で利用者が減少しているのに加え、6月下旬に始まった道東自動車道の無料化社会実験の影響で同特急の利用者が減少しているのが理由。高速道路の無料化に伴う道内JR車両の見直しは、スーパーとかちが初めて。 10日から新しい車両編成で運行している。乗車率の低い自由席車両(60席程度)を減らしコスト削減を図るもので、従来は2両運行だったのを1両に減らした。利用者が多い午後1時7分札幌発の5号と、午後4時5分帯広発の8号は従来通り5両編成。年末年始、札幌で大型イベントが開かれる日などは、指定席車両を増やして対応する。 JR北海道によると、帯広−札幌間の乗客数は2008年度と09年度は前年比5%減で推移。リーマン・ショックなど景気悪化を受けて利用者が減少し、道東道の伸長もマイナスに働