24日午後4時40分ごろ、東京都東村山市の西武新宿線東村山駅で、西武園発西武新宿行き普通電車(8両編成)の1両が脱線した。けが人はなかった。同線は一時全線で運転を見合わせ、小平-所沢駅間などは終電まで不通となった。25日の始発からの運転再開を目指している。 西武鉄道によると、脱線したのは後ろから2両目。同車両の前方車輪がホームに入る直前で脱線し、緊急停止したという。同5時10分ごろまでに、乗客約450人は降車した。約7万2000人に影響した。このため東村山駅周辺は、タクシー乗り場の行列に並ぶ人や、交通手段がなく途方に暮れる人たちでごった返した。 家族とのクリスマスパーティーのため家路を急ぐ途中だった埼玉県狭山市の高校2年、大埜真実さん(17)は、「親が車で迎えに来てくれるが、駅周辺が渋滞しているみたいで1時間以上待っています」と話した。 駅改札前で立ち往生していた同県川越市の高校2年、谷貝