東京‐名古屋‐大阪間を結ぶ予定のリニア中央新幹線は、東京‐名古屋間が2027年に先行開業、名古屋‐大阪間が2045年に開業の予定だったが、大阪延伸について政府が財政投融資を活用して資金援助することから、最大で8年前倒しされるかもしれないとのことである。確かに名古屋開業と大阪開業の間が15年もあれば、その間に在阪企業の東京移転が加速度的に進む可能性がある。それを考えると大阪開業前倒しは喜ばしい話に思える。 しかしながら、リニアモーターカーというプロジェクトは国内においても、また海外への輸出面においても採算性・将来性に疑問を持つ人が多いプロジェクトである。筆者はリニアモーターカーが「21世紀のコンコルド」にならないことを祈ると共に、建設に重大な問題が発生した場合には、ルートの変更(決定された南アルプスルート以外のものに変更)や、既存の新幹線方式への変更を速やかに検討すべきだと考える。今さらの話
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