島根 60代以上の支持が厚い自民党が31・9%でトップだったが、前回選に比べて9・0ポイント下げた。固めた党支持層は約6割にとどまり、4月の補選で敗れた影響が少なからず残る。選挙協力する公明党は1・3ポイント減の6・8%だった。 補選で勝利した前職が1区に立つ立憲民主党は11・7ポイント増の26・8%で、無党派層の支持...
島根県隠岐の島町平にあるスーパーの隣接地に、ホームセンターとドラッグストアが進出し、来春に「平(へい)の前ショッピングモール」がオープンする。町内最大規模の商業施設となる見込みで、食料品から雑貨、医薬品までワンストップで購入できるようにして住民の利便を高める。 現在あるスー...
紫に染まる甲子園球場のアルプススタンドを、グラウンドから見上げ、目を輝かせた。第106回全国高校野球選手権大会で、93年ぶりの8強入りを果たした大社高校。監督・石飛文太(43)は「生徒の力は無限大」と繰り返した。県立高校の教諭、野球部の指導者として、主体性を引き出し、対話を重ねて生徒の可能性を広げる。(interviewer・黒崎真依) #(中)鬼軍曹から対話重視へ #(下)夏ベスト8、旋風の手応え 9月9日の昼下がり。夏休みが明けた大社高校(出雲市大社町北荒木)の教室。ポロシャツ姿で教壇に立った石飛は、黒板に大文字で「羅生門」と書くと、急に1年生39人に「芥川龍之介と書いてみろ」と呼びかけた。教室を見渡し「茶川(ちゃがわ)って書いてないか」と尋ねると、生徒は顔をほころばせた。 ほんの3週間前、甲子園に吹いた「大社旋風」の余韻はまだ残る。「TAISHA」のロゴのユニホームに紫色のメガホン。
境港市が運行するコミュニティーバス「はまるーぷバス」で、運転手が利用希望者の乗車拒否した事案があったことが6日、分かった。市が市議会経済厚生委員会で事実関係を認め、運転手を厳重注意処分にしたと説明した。 X(旧ツイッター)で乗車拒否されたとの投稿があり、市が調査していた。 市観光振興課によると、8月9日、約30人の乗車希望者がいた夢みなとタワーバス停(境港市竹内団地)で、定員が乗客・乗員27人のバスの運転手が、15人のみ乗車を許可し、残りの希望者は断った。バスは15人を乗せても定員に達していなかったという。 運転手は、次のバス停にも人がいたため、夢みなとタワーバス停の希望者の乗車を断ったという。Xには運転手に怒鳴られたとの書き込みもあったが、運転手は否定している。 市は、乗車希望者を全員乗せることができない場合、事務所の指示を受けた上で臨時便などの対応をとることなどを運行会社に確認。運行会
全国の海の幸を使ったグルメが勢ぞろいする「第15回みなとオアシスSea級グルメ全国大会in境港」に出店する境港代表グルメの決定戦がこのほど、境港市竹内団地の境夢みなとターミナル駐車場であった。実食した来場者投票数などにより「元祖牛骨モサエビらーめん」に決まった。 決定戦には3団体が参加し、ベニズワイガニやイカなどを使った自慢の品を300~600円で販売。事前に行った有識者採点に、実食した来場者による投票を加えて決めた。 代表に決まった元祖牛骨モサエビらーめんは、ごっつお×神楽(境港市竹内団地)が考案したメニュー。牛骨スープに境港名物モサエビのだしやエビオイルを加えた。出品した越野瞳さん(29)は「SDGsも意識した」とPRした。 認定証を手にする越野瞳代表=境港市竹内団地、境夢みなとターミナル みなとオアシスSea級グルメ全国大会は、国土交通省認定の港を核とした地域交流拠点「みなとオアシス
老朽化対策が進んでいない道路施設が全国に点在している実態が国土交通省の集計で明らかになった。インフラ整備に詳しい技術職員が足りない自治体ほど対策が遅れ、地域間格差が拡大している。国交省は難局を乗り越えようと、作業を効率化する最新技術の導入を後押ししている。 「通行止め」のまま 中山間地域に位置し、管理する道路橋が500カ所以上ある奈良県宇陀市。対策が必要な52カ所のうち作業を始めたのは17で、着手率は33%にとどまる。担当者は「橋の多さと技術職員の不足で、計画よりも遅れている」と打ち明けた。 十数人いる技術職員は文化財や水道など別の業務も担い、多忙を極める。橋は1960年代に建設されたものが多く「今後も損傷が見つかるだろう」と不安を口にした。 5年...
甲子園で63年ぶりの初戦突破を飾った大社の石飛文太監督は「選手を信じていた。全てを出しきった」と会心の表情で振り返った。 コメントは以下の通り。 選手の力は無限大だ。試合を通して終始、選手を信じていた。全てを出しきった。 初回の先制点は安打を放った1番・藤原打者がセカンドを狙ってアウトになったが、それが持ち味。2番・藤江が盗塁するなどアグレッシブに攻めることができた。 馬庭投手は野手を信じて投げた結果だ。とても気持ちが強い投手で、クレバーさもあった。 アルプススタンドが満員とは聞いていたが、実際に見て驚いた。こんな光景があるとは信じられない。 次のことは考えていない。この経験を次に生かして成長したい。
全国の鉄道ファンを呼び込もうと、一畑電車(出雲市平田町)が8月、営業列車が走る本線を開放して電車の運転体験イベントを始める。最終電車発車後の夜間に松江しんじ湖温泉駅(松江市中原町)を出発し、同駅から約200メートル区間を往復する内容で、本線上での体験運転は全国の鉄道会社で初めての試みという。鉄道ファン垂ぜんの企画を提案し、利用者の拡大につなげる。 鉄道事業法では、本線上の電車を運転するには専用の免許を取得する必要がある。このため、各地の鉄道会社などが催す運転体験は、営業列車が走らない車庫内や廃止になった路線などでの走行に限られている。一畑電車は今回、国土交通省の了承を得て、最終電車が発車後、車両の進入を止める措置を取ることで本線上で体験運行できるようにした。 8月下旬以降(冬季を除く)の毎月1回、午後10時から約2時間実施する計画。営業用の電車を使用するため、運転する車両形式は当日の運行状
4月の衆院島根1区補選に自民党公認で立候補し、野党候補に敗れた元財務省中国財務局長の錦織功政氏(55)が次期衆院選への立候補を断念した。突然の決断の背景には、再挑戦に否定的な県連内の空気があった。7月の県連大会で決まる新体制の下で候補者選定が進むが、「政治とカネ」問題を巡る党への逆風はやんでおらず、難航は必至の状況だ。 (政経部・曽田元気、佐々木一全、東京支社・原田准吏) 「出られる環境にない」。18日午後、松江市内の県連所属国会議員の事務所に突然姿を見せた錦織氏が厳しい表情で漏らした。 同日朝には党島根1区選挙区支部長の辞任届を県連に提出。開会中だった県議会では県議の動きが慌ただしくなり、県連は急きょ常任総務会を開き、辞任を了承した。終了後、絲原徳康県連幹事長は「補選を総括する合同会議をしたばかり。夢にも思わなかった」と打ち明けた。 ▼擁護する声は出ず 衆院3補選のうち唯一の与野党対決と
島根県営出雲空港(出雲市斐川町沖洲)で、離発着ができる締め切り時間を1分オーバーして飛行機を離陸させたとして、県が日本航空(JAL)に対し、条例に基づき5万円の過料処分にした。県内の3空港でこうした処分は初めてという。 【関連記事】出雲空港羽田便が時間外の発着最多 条例で制限、23年度28回 処分は9日付けで、県が同日発表した。 県やJALによると問題となったのは4月16日、出雲発定刻午後7時25分、羽田行きの1便。羽田から来る使用機材が、羽田上空の混雑と航路の悪天候で遅れた。 さらに、出雲からの離陸前、管制上の理由で、羽田発出雲行き最終便の着陸を優先させた。このため離陸時間が、周辺民家への配慮を目的に条例で利用の締め切り時間となっている午後8時半より1分遅い同8時31分となった。 悪天候などやむを得ない理由で、航空会社が時間を延長して同空港を使用する場合、知事の許可が必要なる。JALによ
梅雨前線による記録的な大雨で市街地との間を結ぶ唯一の県道が崩落し、全面通行止めとなっている出雲市大社町日御碕地区では、一夜明けた10日も孤立状態が続いた。同地区には235世帯548人が暮らしている。道路復旧のめどは現時点で立っておらず、相当の時間がかかると見込まれている。 出雲日御碕灯台がある観光地の同地区には、発生時に宿泊者65人や宿泊施設の従業員21人が滞在しており、この日、ほぼ全員が船などで避難した。 島根県は10日、出雲市に災害救助法を適用すると発表した。同法に基づき、避難所設置や食料配布などの費用を国と県が負担する。 出雲市などによると、私有地を通り、歩いて崩落現場を迂回(うかい)する道はあるが、車の通行はできない。電気やガス、水道、携帯電話は被害を受けていない。市は地元住民と協議し、物資の搬入などを検討している。地区内にとどまり、孤立している住民の正確な数は把握できていない。
安来市内に主力の安来工場(安来市安来町)を構える金属部品製造などのプロテリアル(東京都江東区)が17日、7月1日付の機構改革を発表した。業務効率化に向け、同工場では総務部や経理部など4部ある間接部門を再編するほか、製造部門の8部門は2部門に統合する。機構改革後も特殊鋼製品などの生産規模(出荷量)は維持するとしている。 [関連記事]人事・プロテリアル(7月1日付) 同社は、収支改善のためグループ会社を含めた国内従業員約1万2千人のうち1500人程度を削減する方針で、今春に早期退職者の...
山陰両県内を走る米子道や浜田道などの高速道路で5月に入り、維持・修繕を目的に相次ぎ夜間通行止めが行われている。交通量が増える年末年始や夏休みを避ける措置ながら、運送各社は運転手の残業規制で人手が不足する「2024年問題」に直面しており、配送時間の調整や運転手のシフトの見直しといった対応に追われている。 通行止めは、米子道や浜田道、中国横断道尾道松江線で、道路の補修やトンネル照明、標識の取り換えを目的に行われている。期間は米子道が5月13日夜から25日朝、浜田道が同月8日夜から29日朝、尾道松江線は6月3日夜から8月1日朝などとなっている。尾道松江線を管理する国土交通省は、お盆や大型連休、年末年始などを避けると施工時期がある程度限定されるとしている。 4月に始まった...
プロテリアルグループの主力生産拠点である安来工場。グループの収支改善を目的に早期退職者の募集が行われている=安来市飯島町 安来市内に主力の安来工場を持つ金属部品製造などのプロテリアル(本社・東京都江東区)が、同社とグループ会社を合わせた国内の従業員約1万2千人のうち、1500人程度を削減する方針であることが17日、分かった。グループの固定費を削減し、収支を改善するのが狙いとみられる。安来市内の工場やグループ会社では少なくとも100人以上の削減を見据えているとみられ、早期退職者の募集が始まっている。 【動画・写真】プロテリアル安来工場 1万トン級の大型プレス機も 関係者によると、グループの業績は2023年度まで9期連続で計画割れとなっている。収支改善に向けて間接部門の人件費などの固定費を削減するため、プロテリアルと国内グループ会社で1500人程度の削減が必要だとして、転進支援制度を設けて募集
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