11日に召集される特別国会を控えて、国民民主党に注目が集まっている。 先の衆院選で惨敗した自民党と公明党は計215議席にとどまった。自民党系の当選者らを加えても、過半数(233議席)に及ばないが、4倍増の28議席と躍進した国民民主党を加えた「自公国連立」が成立すれば、状況は一変するためだ。 ただ、首相指名で、国民民主党は1回目の投票も決選投票も党代表の「玉木雄一郎」と書くことを決めた。これでは決選投票で無効票となり、相対的に多数の自民党の石破茂総裁が第103代内閣総理大臣に就任することになる。 自民党を事実上サポートするため、国民民主党を「裏自民党」と批判する声があがるが、それは正確ではない。 そもそも、国会議員は何のために「国民の審判」を経て国会に送られるのか。多数を制し、政権を担うためか。確かにそれも重要だが、そこで思考停止してはならない。 国民民主党のキャッチフレーズは「対決より解決