産経新聞社説を読んで、違うのではないかと考えた。 「自民党が17日開いた第74回党大会で、安倍晋三総裁(首相)は憲法改正に強い意欲を示した。 第3代総裁で祖父である故・岸信介氏のあとの歴代総裁が、改憲の難しさやその時の政治状況に配慮して明確な姿勢を示してこなかったのと比べると、まさに「立党の精神に立ち返った」(安倍氏)ものであり、自民党らしさを打ち出したことを評価したい。」 (産経新聞、「【主張】自民党大会 安倍カラーの発揮を期待」、1月17日) 私が引っかかったのは「自民党らしさ」という言葉の使い方である。自民党らしさというのは、憲法改正のような問題を正面から打ち出す政治家もいれば、それを避ける政治家をも同時に含んでいる曖昧さのようなものを指すものである。よく言われるように、自民党とは、冷戦期において、アメリカのとの関係を重視する政治家の集まりであり、政権についていることのうまみを共有す
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