今年2月、愛知維新の会から除名処分を受けた北名古屋市・小村貴司市議が同会を提訴したことは同時に地元政界の闇を炙り出しかねない。さらに提訴を発表後、今度は衆議院愛知7区支部長だった鷲見洋介氏の公認が取り消された。「地元活動歴が少ない」のが表向きの理由だが、真相は想像以上に理不尽な対応だ。 愛知自民のドンと 岬衆院議員 所属議員は少なく組織としてはまだ脆弱な愛知維新の会だがスキャンダルだけは東京、大阪に匹敵するかもしれない。副代表の杉本和巳衆院議員は政治資金で「ほら貝」を購入していたことが批判され、また「オーム・チャンティング」なるヨガ儀式を議員会館で開催されたことも問題視された。 また同じく副代表・岬麻紀衆院議員は経歴詐称、そして小村市議除名、提訴までの原因である岬氏のパワハラは“ 文春砲”のターゲットになった。地元選出の国会議員2名がこの惨状だ。各地の維新支部でトラブルが発生するが、愛知維