2023年12月に発生した米空軍兵長の男による少女暴行事件について、米軍嘉手納基地の第18航空団司令官のニコラス・エバンス准将がマシュー・ドルボ在沖米国総領事とともに27日、県庁を訪れ、池田竹州副知事に対して「この件に深い懸念を持っており、皆さんにご心配をお掛けしていることを遺憾に思う」と話した。謝罪の文言はなかった。 池田副知事は、玉城デニー知事名の「米軍兵士によるこのような非人間的で卑劣な犯罪は、女性の人権を蹂躙(じゅうりん)する重大かつ悪質なもので、断じて許すことはできず、強い憤りを覚える。基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民に強い不安を与えるものだ」とする抗議文を読み上げて手渡した。 抗議文では、昨年12月に事件が発生し、3月に起訴されていたにもかかわらず、県に連絡がなかったことに対しても、再発防止の観点から問題だと指摘した。 県は、抗議とともに、①リバティ制度の外出制限