自民党の河井克行前法務大臣と、妻で同党の案里参院議員が、2カ月半の雲隠れののちに、刑事捜査の対象となった途端、夫婦別々に記者会見した。双方何を聞かれても「捜査中なので回答を控える」と言い張るのみだった。正直に事実を話すことが、捜査にどのような支障をきたすというのか。「捜査中なのでお話しできません」とは、その疑惑が事実の場合にしか起こり得ない状況ではないのか。 全く働いていない期間の給料をもらい続けることに、何の反省もない。いったい税金を何だと思っているのか。歳費の返納システムが整備されていないのだから、議員辞職するのが人の筋だろう。