オウム真理教幹部によって殺害された坂本堤弁護士が、名立区の山中で遺体となって発見されてから6日で28年が経ちました。毎年、慰霊の会を開いてきた地元の仏教協会は、高齢化などを理由に今年で最後となるお経をあげて、弁護士の冥福を祈りました。 慰霊の会を開いたのは名立南部仏教協会です。坂本弁護士はオウム真理教被害者の救済にあたるなか、教団幹部などによって家族と共に殺害され、1995年9月に名立区の大毛無山で遺体が発見されました。 6日は大雨で山に入れなくなったため、会場を不動地域生涯学習センターに移して7人の住職が読経しました。その後、参列者が順に手を合わせ冥福を祈りました。 名立南部仏教協会は坂本弁護士が発見された翌年からほぼ毎年、山中の慰霊塔前で慰霊の会を開いてきました。しかし、僧侶の高齢化などで活動を続けることが難しくなり、これが最後の会となりました。 名立南部仏教協会 永春泰禅会長 「年齢