私たち道民は普段、世の中に次々と湧き起こる問題を、どう受け止め、どう感じているのだろう。北海道新聞は参院選を前に、その奥底にある意識を探ってみたいと考え、北大公共政策大学院と一緒に、新しいタイプの調査を行った。名付けて「道民の感覚マップ」―。数字で分析するこれまでの世論調査と違い、感覚をグラフに落としてマップ化することで、一目で民意のありかが浮かび上がってくる。 まず、グラフを見ていただきたい。ピンク色で囲ってあるのは、安倍政権の主要テーマと位置付けられる項目だ。「憲法96条改正」「環太平洋連携協定(TPP)交渉参加」「尖閣・竹島」「集団的自衛権」…。どれも左上の第2エリアに集中しているのが分かる。 この第2エリアには「数年後も話題になっていると思うけど、今の印象は良くない」と感じる項目が集まる。つまり、関心はあるけど、好意的に見ることはできないというイメージだ。 それぞれの位置取りは、