神戸市灘区の六甲学院高剣道部の練習で高次脳機能障害を負ったとして、元生徒の男性(32)が1日までに運営元の上智学院(東京都千代田区)に約1億7200万円の損害賠償を求め神戸地裁に提訴した。 訴状によると、男性は六甲学院中で剣道部に所属し、高校入学前の平成18年4月に高校の剣道部の練習に参加。顧問の男性教諭と1対1の稽古で、教諭に下顎付近を竹刀で突き上げられ後頭部から床に落ちた。一般的に中学生の剣道では「突き」の技は禁止されており、防御方法を知らなかったとしている。
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遺跡や建築物に用いられた木材の年輪幅から伐採年を特定する「年輪年代法」をめぐり、日本でこの測定法を確立した奈良文化財研究所(奈文研、奈良市)が、年輪幅の基礎データの開示を求めた市民団体の情報公開請求に対し、調査研究への支障を理由に不開示としていたことが23日、関係者への取材で分かった。 測定法の確立からはすでに30年以上が経過しており、団体側は「研究に支障が生じるとは考えられない」として、近く不開示決定の取り消しを求め、提訴する方針。 年輪年代法は、奈文研の前身である奈良国立文化財研究所の光谷(みつたに)拓実氏が昭和55年に研究に着手。ヒノキについて、紀元前から約2千年分の年ごとの年輪幅が分かる「暦年標準パターン」を平成2年までに確立。その後、範囲を広げ、現在ではヒノキとスギの約3千年分の年代を測定できるようになっている。 団体が開示を求めたのは採取した木材の年輪を撮影した画像や年輪幅の計
携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」の操作に使用されている技術で特許を侵害されたとして技術者の日本人男性が米アップル日本法人に100億円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)はアップル側の上告を退ける決定をした。アップル側の特許権侵害を認め約3億3千万円の支払いを命じた2審知財高裁判決が確定した。決定は9日付。 訴えていたのは、山梨県の斎藤憲彦さんで、問題となったのは「クリックホイール」と呼ばれる円形の操作盤。表面を指でなぞったり内蔵のボタンを押すことで、楽曲選択や音量調節ができる。片手での操作が簡単なことから人気となり、国内では平成16年以降に搭載機種が発売された。斎藤さんは10年にこの技術を開発した。 アップル側は特許無効を訴えたが、1審東京地裁は「特許内容と、iPodに搭載されている技術は一致する」として特許権侵害を認め、約3億3千万円の賠償を命じた。2
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日本文化を海外に売り込む官民ファンドの海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)は30日、海外でマンガやアニメなどのクリエイター育成事業を展開する「カドカワ・コンテンツ・アカデミー」(東京)に最大4億5000万円出資すると発表した。日本で不足するクリエイターを育てるとともに、日本のコンテンツに理解の深いファン層の拡大につなげる。 同社は出版大手KADOKAWAの子会社で、現在は台湾とシンガポールで日本のアニメキャラクターのデザイナーなどを育成する専門学校を展開している。 今後はアジアや欧州、オーストラリアなど世界10カ国に開校を目指し、2020年までに5000人の卒業生排出を目標に掲げる。また年内にはインターネットを活用した通信教育も開始する。総事業費は約10億円で、KADOKWAが5億円を出資するほか、紀伊国屋書店(東京)とパソナグループも出資。紀伊国屋書店は国内外店舗で卒業生の作品販売
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