スバル群馬製作所の男性(当時46、埼玉県)が2016年に自殺したのは、上司の厳しい叱責や過労でうつ病を発症したためだとして、太田労働基準監督署が労災認定していたことがわかった。遺族の代理人が1月24日、東京・霞が関の厚生労働省で会見し明らかにした。 ●「指導とはほど遠い怒声」何度も 代理人の玉木一成弁護士によると、労災認定は昨年8月3日付。男性は1994年入社で、直近はスバル群馬製作所(群馬県太田市)で環境アセスメントや苦情の未然防止などを担当していた。2016年12月19日午前7時40分ごろ、製作所の建物7階屋上から飛び降り、死亡した。 遺族のもとへは2017年1月、製作所に勤める従業員の「匿名有志」から手紙が届き、「上司によるパワハラがあり、長時間労働が常態化していた」旨を明かされたという。 手紙には、「日頃から課長席の前に立たされ、業務関係で幾度も大声で叱られ、7Fの同僚皆の目の前で