印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 銀行の勘定系システムにパブリッククラウドが採用される日はいつか――。巨大な業務システムのクラウド化の象徴的な動きだが、銀行のデジタルトランスフォーメーション(DX)から言えば核心ではないようだ。 ふくおかFGが新ネット銀行の構築基盤にGCPを採用 「今回の話で注目すべき点は、パブリッククラウドが銀行の勘定系システムに日本で初めて採用されたことだ」――。グーグル・クラウド・ジャパン代表の阿部伸一氏は、ふくおかフィナンシャルグループ(以下、ふくおかFG)と同社が共同で開いた記者説明会でこう強調した。会見には、福岡銀行取締役副頭取でふくおかFG取締役執行役員の横田浩二氏も同席した。 阿部氏が言う「今回の話」とは、福岡銀行など九州地域の4銀行を
九州を営業拠点とする地銀グループであるふくおかフィナンシャルグループは、来年創業予定のデジタルネイティブな新銀行「みんなの銀行」の勘定系システムにGoogle Cloud Platform(GCP)の採用を決めた。10月2日に開催された発表会では、変化に対応する柔軟性と基幹システムとしてのミッションクリティカル性を両立するクラウドとしてのGCPへの期待が語られた。 デジタルネイティブな新銀行に必要な基幹システムとは? ふくおかフィナンシャルグループ(ふくおかFG)は福岡銀行、親和銀行、十八銀行、熊本銀行を傘下に持つ地銀グループで、法人顧客は22万、個人顧客は576万人、総資産20.8兆円を誇る。2020年度中に創業予定のみんなの銀行は、九州地域にとどまらない全国のデジタルネイティブ世代をターゲットとした新しいネット銀行で、ふくおかFGの子会社であるゼロバンク・デザインファクトリーがシステム
銀行の勘定系システムにパブリッククラウドの波が押し寄せている。ふくおかフィナンシャルグループ(FG)は新銀行の勘定系システムの動作プラットフォームに米グーグル(Google)のサービスを採用する。石川県が地盤の北国銀行やソニー銀行も勘定系をパブリッククラウド上で動かす予定で、「勘定系にクラウドは不向き」という銀行界の常識が崩れつつある。 GCP上にマイクロサービスで構築 ふくおかFGは2019年9月24日、2021年3月までの開業を見込む「モバイル専業銀行」の勘定系システムのインフラに、米グーグルのパブリッククラウド「Google Cloud Platform(GCP)」を採用すると発表した。グーグルによると、邦銀で勘定系の動作プラットフォームにGCPを採用するのは初めてという。 新銀行はコンテナの運用管理サービス「Google Kubernetes Engine(GKE)」などを使って、
福岡銀行などを傘下に持つ金融持ち株会社、ふくおかフィナンシャルグループ(FG)は9月24日、2020年度中をめどに開業予定のインターネット専業銀行「みんなの銀行」(仮称)の勘定系システムの基盤に、Google Cloud Platform(GCP)を採用すると発表した。開発・運用コストを抑え、外部サービスとの連携をしやすくする狙いがある。 勘定系システムの開発では、預金、為替といった個々の金融機能を独立したサービスとして開発し、APIなどで連携して1つのアプリケーションにする「マイクロサービスアーキテクチャ」という手法を採用する方針。GCPはそうしたマイクロサービスの稼働に適していると判断し、導入を決めたという。 システム開発を担当するふくおかFG傘下のゼロバンク・デザインファクトリー(ZDF)は、「柔軟かつ迅速な商品サービスの開発・提供が可能になる」と説明。「新銀行の金融機能・商品などを
九州を主な営業基盤として展開する国内最大級の広域展開型地域金融グループである株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(以下、FFG)は、地域経済発展への貢献を使命に掲げ、従来型の銀行業務に留まらず、様々な金融サービスを開発/提供されています。その中でも、特にデジタルトランスフォーメーションの推進においては、勘定系システムに Google Cloud Platform を採用するなど、まさに次世代のバンキングシステムの構築に着手されています。 このバンキングシステム構築を担う FFG の子会社のゼロバンク・デザインファクトリー株式会社(以下、ZDF) 代表取締役 横田 浩二 氏は以下のように述べています。 「従来の勘定系システムは重厚長大で、新しい機能の追加や変更に時間が掛かるだけでなく、運用・保守のほとんどがマニュアル作業のため人的なコストも嵩みます。そのため、顧客のニーズに合わせてサービス
ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)は、Google Cloud Platform(GCP)で稼働するクラウドベースの金融基幹システムを開発中だ。FFGが次世代バンキングシステムの研究・開発のために設立した戦略子会社、ゼロバンク・デザインファクトリーの取締役COO、永吉健一氏が2019年7月31日、Google Cloudのイベント「Google Cloud Next Tokyo ’19」で紹介した。 新しいアプリケーションでは、金融業界でもCloud Spannerの事例が増加 「金融業界は大洪水レベル。これを乗り越えていくためにはノアの箱舟のようなものが必要」(永吉氏) この次世代システムは、アクセンチュアが開発した金融基幹システム「MAINRI」をベースとしているという。アクセンチュア 代表取締役副社長の関戸亮司氏によると、MAINRIは「与信や決済などの基幹系機能をはじめとした
「ゼロベースで次世代の金融システムを作るときがきた」アクセンチュアの関戸亮司氏 3例目は、アクセンチュア 代表取締役副社長 テクノロジーコンサルティング本部 アジア太平洋・アフリカ・中東・トルコ地区 統括本部長の関戸亮司氏がプレゼン。これまでの日本金融システム発展の歴史を振り返った後、90年代以降の金融システムが直面する課題に話が及んだ。 「高価なメインフレームの限られたリソースをソフトウェアレベルで工夫しながら、日本が誇る匠の技で高度なシステムを構築してきた。確かに高効率なシステムが生まれたが、アプリケーションレベルでは密結合が起き、柔軟性やスピードの部分では課題を残す結果になった」と問題点に切り込んだ。 そして、「効率化のみを大義名分にシステム更改する時代は終わった。今こそゼロベースで次世代の金融システムを作るときがきた」と、GCPが提供するマネージドサービスを活用し、アクセンチュアが
Googleは2018年10月11日(米国時間)、包括的なライフサイクルAPI管理プラットフォーム「Apigee APIプラットフォーム」の新機能として「Apigee APIモニタリング」「Apigeeエクステンション」「Apigeeホステッドターゲット」の正式提供を開始したと発表した。 これらの新機能は、企業がデータの価値を引き出し、モダンなアプリケーションを提供できるよう支援するものだという。2018年7月からβ版が提供されており、今回正式版となった。新機能の概要は次の通り。 運用チームによるパフォーマンス改善に役立つApigee APIモニタリング Apigee APIモニタリングは、運用チームがAPIの可用性を高め、シームレスな接続を顧客やパートナー、従業員に提供するのに役立つという。Apigee APIモニタリングを利用すると、あるAPIがなぜこのようなパフォーマンスにとどまって
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