タグ

2011年9月30日のブックマーク (5件)

  • 「気違い部落周游紀行」はスゴ本

    今風に言うなら、タイトルは釣り。だがホンモノの釣り針が入ってる。 とがった看板なのに中身は普遍、諧謔たっぷりのとぼけた会話を嘲笑(わら)っているうち、片言の匕首にグサリと刺される。そんなスゴい読書だった。 「気違い」と「部落」という反応しやすい強烈な用語を累乗しながら、中身はありふれた『ど田舎』の村社会を描く。でもその「ありふれ」加減は、いかにもニッポン的だ。彼らを笑うものは、この国を嗤うのと一緒だというカラクリが仕込まれている。 著者は、きだみのる。ファーブル昆虫記を全訳した業績は分かりやすいが、ひょうひょうとしながら熱い魂を抱いている。開高健風にいうなら、「胸にゴリラを飼う男」やね。紀行文に名を借りたこの痛烈な社会批判は、時代も場所もかけ離れているのに、ザクザクと胸にくる。 たとえば何でも名前やラベルを付けたがる悪癖を、ルヌーヴィエの箴言でチクっとやる。「人は事物の名を知ると、その名に

    「気違い部落周游紀行」はスゴ本
  • 理化学研究所、幹部研究者の給与基準公表せず : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    「理化学研究所」(理研、埼玉県和光市)が、特殊法人から独立行政法人に移行した2003年10月以降、研究センターのセンター長ら幹部研究者約240人分の給与基準について、独立行政法人通則法で義務付けられた文部科学省への届け出や公表を行わないまま金額を決定していたことが会計検査院の調査で分かった。 関係者によると、理研は幹部研究者らの年俸を決める際、独立行政法人に移行する前の2000年に定めた算定基準を使用。理研はこの基準を公表せず、届け出もしていなかった。検査院が08、09両年度を調べたところ、給与基準を公開していなかった幹部研究者への支給総額は約55億円分に上った。 また、過去の算定基準を超えて給与が支払われていたのが、08、09両年度で延べ約30人、支給総額は約4億6000万円に及んだこともわかった。この基準では、幹部研究者については一部の理事の年額報酬の範囲内と定めていたが、この報酬を超

    keloinwell
    keloinwell 2011/09/30
    典型的な日本の研究機関と理研は一線を画している感。/しっかり基準を設けておくのは大事だけど、世間への貢献度と比較したら妥当じゃないと思ってしまった。
  • 小沢一郎元民主党代表の政治資金団体に関する地裁判決、雑感: 極東ブログ

    小沢一郎元民主党代表の資金管理団体・陸山会による土地購入をめぐって、同団体に関わる小沢氏元秘書3人――衆議院議員・石川知裕被告(38)、大久保隆規被告(50)、池田光智被告(34)――の、政治資金規正法違反(収支報告書虚偽記載)について問われる裁判で26日、東京地裁は有罪を下した。事件としては、陸山会事件と西松建設事件の2件が関わる。 収支報告書虚偽記載の有無自体は争点ではないので、形の上からは無罪ということはないにせよ、初犯であり、政治資金規正法違反の過去の慣例からして、実刑になるとは想定されず、判決でもそれぞれに執行猶予がついた。また公判では、検察側が証拠申請した供述調書38通中11通について、威圧的な取り調べや利益誘導があったとして不採用となったこともあり、弁護側に有利かとも見られていた。 しかし、弁護側が想定していたような軽微な裁判であったかというと、大久保被告に禁錮3年・執行猶予

  • 癌細胞の中まで届いて効く抗体 - 蝉コロン

    科学Antibodies Target Cancer’s Insides - ScienceNOWより。論文:Targeting Intracellular Oncoproteins with Antibody Therapy or Vaccination がんの細胞内抗原を標的にした特異的モノクローナル抗体で、腫瘍の成長と転移を抑えてマウスレベルで生存日数を伸ばしたという論文。 抗体というタンパク質は大きいので、普通は細胞の内部には入ることができません。癌細胞にしろウイルスにしろ細菌にしろ、抗原は表面にないと届かない。癌細胞の表面抗原を標的にした抗体も現在あるけれど、そういうのは泥棒が髭面でほっかむりしているくらいに丸わかりな癌細胞じゃないと効かない。細胞内ではまさに癌細胞として働くためのタンパク質たちがワッショイワッショイしているわけで、そっちを狙えるとやれることがぐっと増える。 そう

    keloinwell
    keloinwell 2011/09/30
    Fc receptorの一種?と思ったけれど、よく分からないし、今後の研究に期待かな。
  • 2011年イグノーベル賞の関連論文など - 蝉コロン

    科学参照:THE IGNOBEL PRIZE WINNERS ARE HERE! | The Scicurious Brain, Scientific American Blog Network 生理学賞:リンカーン大学のAnna Wilkinsonさんと仲間たち。Current Zoologyに載った論文。"No Evidence of Contagious Yawning in the Red-Footed Tortoise" アカアシガメではあくびは伝染らない。謎の多い「あくびが伝染るメカニズム」の研究において、伝染らない動物の存在は極めて有用!こちら、no title、Current Zoology (2011)化学賞:滋賀大学の研究チーム。火事などの緊急事態においてわさびを噴霧することで寝ている人に知らせる研究とわさびアラームの開発。現在特許出願中(US patent appli

    keloinwell
    keloinwell 2011/09/30
    数学賞のオチがw