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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/semi_colon (82)

  • 「アトピー慢性化の原因たんぱく質を発見」という報道の論文を読んでみました - 蝉コロン

    科学アトピー性皮膚炎慢性化 原因を解明 NHKニュース個人的な事情でこういう脳天気な見出しには反射的に怒りを覚えるのですが論文は面白かったです。とは言っても基的にはまだマウス実験なので、臨床的にはこれからですケド。 論文:Periostin promotes chronic allergic inflammation in response to Th2 cytokines Miho Masuoka, Hiroshi Shiraishi, Shoichiro Ohta, Shoichi Suzuki, Kazuhiko Arima, Shigehisa Aoki, Shuji Toda, Naoki Inagaki, Yuichi Kurihara, Sayaka Hayashida, Satoshi Takeuchi, Kenta Koike, Junya Ono, Hirokazu

    keloinwell
    keloinwell 2012/06/13
    報道が風呂敷広げすぎてたのがよく分かる。
  • "少なくとも15種類の甘さの違いを識別できる機能を持つことが分かった"について - 蝉コロン

    社会 何を言いたいのかよくわからない科学記事とは。薬作り職人のブログ 経由で 甘さ識別 舌の器官の機能解明 NHKニュースヒトの舌にある味を感じる器官が、少なくとも15種類の甘さの違いを識別できる機能を持つことが分かったなどとする研究結果を、新潟薬科大学などの共同研究チームが発表し、将来的には糖尿病の治療薬の開発などへの応用が期待されるとしています。とあります。15種類の甘さの違いを! これについて薬作り職人さんはA. 1種類の甘味受容体タンパク質が少なくとも15種類の甘さの違いを識別できる。B. 複数の種類の甘味受容体タンパク質が存在することで、少なくとも15種類の甘さの違いを識別できる。の可能性を考えていらっしゃって、僕も納得するところです。 じゃあまあ僕ができることっつったら実際に論文にあたってみることかなということで、元記事に情報がなさ過ぎて泣けるんですけど、著者名の"Ishigu

    keloinwell
    keloinwell 2012/04/23
    ヒトは確か甘味受容体は1種類しかないんじゃなかったかな。その1種類で多様な甘味を分けているんじゃなかったっけね。その分子メカニズムって分かってきているのかな?
  • Faculty of 1000からオープンピアレビューしてもらえる何かが出るぞ - 蝉コロン

    研究者各所で報じられています。 Nature News Blog: F1000 launches fast, open science publishing for biology and medicine An arXiv for all of science? F1000 launches new immediate publication journal « Retraction Watch Say Hello to F1000 Research | Gobbledygook これ:F1000 Research 論文の査読システムについて以前からこういう話が持ち上がっていました→論文の査読はtwitterで - 蝉コロン。従来の査読は今んところベストかもだけれど問題点いろいろあるし、もう論文はどんどん出しちゃって後から皆であーだこーだ議論したらいいんじゃねというpost-public

  • カンブリア紀にびっしり生えてたチューリップのような動物 - 蝉コロン

    動物あらあら おやおや それからどんどこしょー♪PLoS ONE: A New Stalked Filter-Feeder from the Middle Cambrian Burgess Shale, British Columbia, CanadaFigure 10より。アノマロカリスでおなじみのカンブリア紀の動物です。5億年以上前だよ。カナダのブリティッシュコロンビアにあるバージェス頁岩から見つかった化石。こいつは1983年にすでに発見されていたのだけれども、最近まで誰も詳しく調べた無かったみたい。MOTTAINAI。学名はSiphusauctum gregariumといって"カップ型、びっしり生えてるー"みたいな意味多分。チューリップのベッドと呼ばれるほど密集して生えてたようだ。少なくともこの時代のこの地域ではかなり栄えていたっぽい。あたり一面のチューリップ畑(動物)。復元図はSc

    keloinwell
    keloinwell 2012/02/01
    イメージ的にウミユリとハオリムシを足して2で割ったような感じかな?
  • 単細胞生物から多細胞生物へたった60日で進化させたぞー!という論文 - 蝉コロン

    科学単細胞生物から多細胞生物になったので、進化の過程でなかなかのビッグイベントだと思うのだけれど、やってみたら結構あっさりいけたよという論文。 Experimental evolution of multicellularity 酵母です。出芽酵母。真核生物で普通は単細胞。それがこんなんになっちゃいました。スノーフレーク状だという。こんなん降ってきたら楽しいね。 どうやったかというと、多細胞になったやつをセレクションする実験系を編み出した。つーかただ液体培養したやつを弱く遠心するだけみたいなんだけど、それで塊になってて重力で早く落ちるやつを選択的に回収、培養を続ける。最初のうちはそれでも単細胞っぽく振る舞うんだけど、それを二ヶ月350世代ほど続けると、みんなお互いくっついたままのになる。10回やってみんなそうなったので、収斂進化とも書かれている。 うーん、どうだろう。血球系の細胞を飼ってい

    keloinwell
    keloinwell 2012/01/26
    この論文のタイトル見た時、酵母がFlocculation起こしてるだけじゃね、と思いました。酵母の細胞壁を壊すZymolyase処理でどうなるかとか見てるのかな?
  • rejectされた上にretractされた可哀想な論文 - 蝉コロン

    生活悪夢。rejectとretractはざっくり言うと、reject:投稿された論文が、その学術誌の掲載には値しないと判断され突っ返されること。retract:学術誌に掲載された論文が、何らかの不備により取り下げられること。のことで普通は両立しないはずです。何が起こったのでしょう。Eye of the needle? Paper about camels gets rejected, then published, then retracted « Retraction Watchより。 論文:RETRACTED: Detection and genotyping of GB virus-C in dromedary camels in the United Arab Emirates 10.1016/j.vetmic.2010.06.026 : Veterinary Microbiolo

    keloinwell
    keloinwell 2012/01/18
    泣きっ面に蜂、傷口に塩、踏んだり蹴ったり、弱り目に祟り目。かわいそう。
  • サルのキメラが作られる - 蝉コロン

    科学Cell - Generation of Chimeric Rhesus Monkeys Cell論文。アメリカのチームだけど1stは日人だ。 アカゲザルで凝集キメラ。受精卵から2回分裂した4細胞期の細胞をバラして混ぜる方法です。結果、三匹のキメラサルが生まれました。その名はRokuとHex。日語とギリシャ語の6。キメラ1匹に6つの胚を使っているからですね。そしてChimero。キメ郎? キメラについて細胞の多能性(巷で万能細胞とか言われているやつの"万能")というのを考えた場合、まず受精卵は発生すると一個体になれるので多能性を持っています(特にこの場合は全能性という)。発生が進んで二分裂した細胞の場合はどうでしょう。一卵性双生児の例があるように、それぞれの細胞が受精卵のときと同じように発生します。4細胞期でもそれぞれが独立して発生できたと思います。8ではもう一個ずつとしては発生で

  • 僕が最新科学ニュースをチェックしているサイトのご紹介です - 蝉コロン

    科学明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。せっかくなので僕が普段チェックしているサイトをご紹介したいと思います。簡単に言うとこのブログのネタ元です。並べてみるとメジャーどころばかりだけど、こういう紹介すらあんまり日語では見かけないので。 というのも、こないだ「Scientific Americanを読む*1習慣をつけて英語力を鍛えよ」みたいな話を聞いたのです。讃えよ鉄兜!ただScientific Americanは情報が多いと言うか興味のない分野も充実しているので、いくつかのサイトから好きな分野だけ取ってくると良いのではと考えた次第。そして私どものように、ブログ更新をモチベーションにいろんな科学記事の英文読んだらいいんじゃないかなとというご提案です。当に英語力が上がるのかは分かりませんが、まあ馴染みは持てるだろう。 以下、よく見ている順です。僕が興味を持ってい

    keloinwell
    keloinwell 2012/01/05
    Nature Newsはよく読みますね。あとScientific Americanも眺めます。
  • 蝉コロンの今年を振り返る - 蝉コロン

    お陰様で10000ブクマに到達しました。ありがとうございます。何とか年内に間に合わせようと更新頻度をあげてたのはロマンスの神様しか知らない僕の秘密です。当ブログ開設してからだいたい2年(ちょっと過ぎ)。記事を書いた日数は管理画面によると303だそうです。一日二回更新はカウントされないのかな。 今年の中頃までは、はてなブックマーク数のちょうど100倍くらいがページビュー数(はてなの簡易的なやつ)という相関があったのですが、いつからかpv数の伸びの方が早くなって来ました。twitterはてブ連携+RT経由が増えてきたのが原因なのかなと思っています。 今年ブクマ数が多かったトップ7がヨーグルトに効果はあるのか - 蝉コロンDNAを介さずに100世代以上に渡って遺伝する獲得形質 - 蝉コロンがんの原因ランキングUK2010 - 蝉コロン人間の体毛は何のためにあるのか - 蝉コロン南京虫の最悪な交配

    keloinwell
    keloinwell 2011/12/31
    いつも楽しい記事をありがとうございます。
  • DNAを介さずに100世代以上に渡って遺伝する獲得形質 - 蝉コロン

    科学近年、獲得形質の遺伝の事例がいくつか報告されているのですけれども、その影響はせいぜい数世代(もしくは次世代しか確認してない)だったと思います。最近のNatureハイライト:長寿のエピジェネティックな遺伝(要会員登録かも)では3世代だそうです。クロマチンの変化が初期化しきれないというのは、なんかiPS細胞に元の細胞のエピジェネな痕跡が見つかるようなもので、凄いんだか凄くないんだかはお話の作り方次第じゃないかなとも思うのですが、まあそれは置いといて。 今回紹介する論文は少なくとも100世代は遺伝する獲得形質についてです。筆者らもOur results therefore support the Lamarckian concept of the inheritance of an acquired trait.と言ってます。一体どういうことなのでしょうか、詳細は続きを読むから。 線虫とRN

  • がんの原因ランキングUK2010 - 蝉コロン

    医療英国の2010年のデータから、がんの約40%が生活習慣や環境因子を原因としているという論文、というか雑誌の増刊なのかなこれは。 The Fraction of Cancer Attributable to Lifestyle and Environmental Factors in the UK in 2010 オープンアクセスでクリエイティブコモンズ準拠です。 14の生活習慣、環境因子、事に着目して、それぞれのがんの原因となる割合を概算した疫学的研究(systematic reviews and meta-analyses)。がん患者さんを並べて「この人はタバコが原因!こっちはウイルス!」って判定していったわけじゃあないです。そういうんはできませんから。 16. The fraction of cancer attributable to lifestyle and environ

    keloinwell
    keloinwell 2011/12/22
    タバコって癌にはなりやすいし、最近は吸ってたら女の子にモテなくなると思うし、いいことないんだな。
  • ダチョウの大事なところがオッキする仕組みが明らかになる - 蝉コロン

    動物ご想像どおりのあの話なので引き返すなら今のうちです。それにしても各紙報じ過ぎだな。 Mystery of the male ostrich’s erection solved - life - 14 December 2011 - New Scientist BBC Nature - Bloodless erections for big birds, say researchers Ostrich Penis Clears Up Evolutionary Mystery: Scientific American Ostrich penis clears up evolutionary mystery : Nature News & Comment LとRで大違いとして名高いerection。当選ではありません。 論文:The erection mechanism of the rat

    keloinwell
    keloinwell 2011/12/17
    どうでもいいけど、erection(勃起)とelection(選挙)の発音の区別って大事。
  • 人間の体毛は何のためにあるのか - 蝉コロン

    モジャモジャしてますか?剃ったりしてませんか?そのモジャモジャがあなたを救うのです。 ヒトは他の霊長類と比べると体毛が全然無いんですがそれでもちょっとある。何であるの?という長年人類を悩ませてきた未解決の問題に立ち向かった研究者たちがいたのです。 彼らは、様々な濃さの体毛を持つボランティアを集め、南京虫(トコジラミ)をこっそりと腕に乗せたのだ。何かに気づいたらこのボタンを押してください。すると!よりモジャモジャな人(毛包の密度が高く毛の長い人)の方が、何かが俺の腕を這っていると気付くスピードが早かったのだ!!!腕の毛を剃り落としたらダメ*1!!!全然ダメ!!!そしてその一方で!南京虫の移動速度は毛に阻まれて遅くなる*2!!! つまり!!南京虫などの外寄生虫が!!!血ィ吸うたろかとか肌に向かって移動しても!!!!体毛モジャモジャだと、そこはまさに草木生い茂る大森林!!!!!歩きづらい!!!!

    keloinwell
    keloinwell 2011/12/16
    自然界じゃ毛があった方が生存に有利そう。俺は親知らずも4本生えているし、体毛もまあそこそこあるし、自然界に近い存在なのか。
  • ヨーグルトに効果はあるのか - 蝉コロン

    ブログ更新お休み中だけど、ちょっと気になったので。 ヨーグルトに整腸効果が無い事がワシントン大学の研究より発表される:ハムスター速報及び ヨーグルトに効果なし? 双子の検討で腸内細菌に差なし | あなたの健康百科 by メディカルトリビューン これ10月頃の論文だったけど今さら話題になるのか。整腸効果がないと書かれているけれど、論文ではそんなところは調べていません。 と言いつつ、いまちょっと論文フルテキスト読めないのでこっちを引用。http://www.nature.com/news/2011/111026/full/news.2011.614.html Nature News、"Friendly bacteria move in mysterious ways"という記事。関係ないけどU2のShe moves in mysterious wayってどういう動きなんだろうと思ったりしたよね

    keloinwell
    keloinwell 2011/12/08
    菌と菌の関わり合いってなんか日本酒的な何かを思い浮かべたよ。/どちらにしろ、ヨーグルトは好きなので毎日食べてます。
  • 脳内で自らをコピペしまくる遺伝子と人間の個性 - 蝉コロン

    科学, ゲノム遺伝子組み換え、脳細胞でも高頻度…初の実証 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 確かに組み換えなんだけどなんかレトロトランスポゾンのinsertionを免疫系と同等の組み換えっぽく言うのは個人的に違和感。興味深いけど。 ニューロンとレトロトランスポゾンL1レトロトランスポゾンというのがある。jumping geneとか呼ばれたりしてゲノムのあちこちに自らのコピーを増やしている。ヒトゲノムの17%を占めている(大部分は不活性である)。こいつらが跳びまわると、大事な情報がコードされている所に余計な配列がコピペコピペされていくわけで、これはまあ大変よろしくない。通常、細胞はあの手この手でこの飛び回る配列(transposable element:TE)を押さえ込んでいるわけだけれども、ニューロンの前駆細胞では、なぜかこのL1に好き勝手させており、他の体細胞に比べ

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    keloinwell 2011/11/07
    ここらへん詳しくないし、根拠はないんだけど、トランスポゾンによらず、ゲノムの多様性って神経以外でも意外とあるのではないかと想像してしまう。
  • 14世紀にヨーロッパの人口を半分にした恐怖の黒死病。その細菌がまだいる。 - 蝉コロン

    科学, ゲノムまたまたゲノム解析のお仕事です。ScienceShot: Europe’s Black Death Spawned Modern Plague Strains - ScienceNOW ペスト菌Yersinia pestisが引き起こすペスト。中世ヨーロッパで大流行があり黒死病と呼ばれた。ヨーロッパの人口の半分が犠牲になったとか。敗血症を起こして全身が出血斑で黒くなるから黒死病。検疫というものはこの時に始まった。検疫quarantineという英語は、イタリア語で「40日間」を意味するquarantinaからきている(人獣共通感染症連続講座 第159回)。ノミがペスト菌を運ぶ。このノミをネズミとかが運んで感染が広がるそうだ。ヒト-ヒト感染もあり。 http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature1054

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    keloinwell 2011/10/15
    本筋から外れるけど、Deathには死だけじゃなく死神っていう意味もあって、その意味で黒死病のBlack Deathを見ると、とても恐ろしい言葉に見える。
  • 「第三の万能細胞」の報道。 - 蝉コロン

    科学ES細胞とiPS細胞に続く「第三の万能細胞」という記事があった(asahi.com(朝日新聞社):第3の万能細胞「作製成功」 米チーム、ヒト卵子を使用 - サイエンス)。なんか別の「第三」と呼んで欲しそうなものが最近日から報告されていた気がするけれど、世界ではほぼ無視されているので仕方がない*1。 さて、iPS細胞は例えば患者由来の皮膚とかの体細胞を多能性幹細胞(俗に言う万能細胞)にするという技術。一方クローンヒツジのドリーの頃に期待されていた技術は、体細胞の核を未受精卵の核と置き換える核移植(Nuclear Transfer; NT)で、受精卵と同じように発生が進めばそこからES細胞を作ることが可能で、これはntES細胞とかSCNT-ES細胞とか呼ばれていた。 ところがヒトntES細胞の樹立はこれまで確認されていない。NT後に細胞分裂(卵割)が進まないのです。体細胞クローン個体が作

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    keloinwell 2011/10/09
    何ぞやと思っていたけれど、3倍体の融合細胞だったのね。確かにiPS細胞ほどのインパクトはないな。
  • 一妻多夫のメリットその2 - 蝉コロン

    生殖その1はこちら一多夫のメリット - 蝉コロン。今回はメリットがあんのかどうかは不明だけども、メスが積極的に一多夫を選んでいるのかなあという猿の話。 ScienceShot: Why Female Lemurs Sleep Around - ScienceNOW乱婚タイプの動物について、オスは精子を多くのメスにばらまけた方が愉快愉快ということは理解できる。でもメスの利点は何?妊娠できる回数とか卵子の数とかずいぶん限られているし、コストばっかりで良い事なくない?メスはそれで良いわけ?という疑問が有ったり無かったりする。 んで、今回の論文は、メスもそれでいいのかもという報告。少なくとも霊長目コビトキツネザル科ネズミキツネザル属ハイイロショウネズミキツネザルの実験飼育下の観察では。なんだこの名前は。ネズミキツネザルってネーミングすごいな。英名だとGrey Lesser Mouse Lemu

    keloinwell
    keloinwell 2011/10/09
    メスを強くすると、それだけ繁殖の機会が増える(と思われる)ので、その分戦略的に一妻多夫へとシフトしていくんですかねえ?
  • 癌細胞の中まで届いて効く抗体 - 蝉コロン

    科学Antibodies Target Cancer’s Insides - ScienceNOWより。論文:Targeting Intracellular Oncoproteins with Antibody Therapy or Vaccination がんの細胞内抗原を標的にした特異的モノクローナル抗体で、腫瘍の成長と転移を抑えてマウスレベルで生存日数を伸ばしたという論文。 抗体というタンパク質は大きいので、普通は細胞の内部には入ることができません。癌細胞にしろウイルスにしろ細菌にしろ、抗原は表面にないと届かない。癌細胞の表面抗原を標的にした抗体も現在あるけれど、そういうのは泥棒が髭面でほっかむりしているくらいに丸わかりな癌細胞じゃないと効かない。細胞内ではまさに癌細胞として働くためのタンパク質たちがワッショイワッショイしているわけで、そっちを狙えるとやれることがぐっと増える。 そう

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    keloinwell 2011/09/30
    Fc receptorの一種?と思ったけれど、よく分からないし、今後の研究に期待かな。
  • 2011年イグノーベル賞の関連論文など - 蝉コロン

    科学参照:THE IGNOBEL PRIZE WINNERS ARE HERE! | The Scicurious Brain, Scientific American Blog Network 生理学賞:リンカーン大学のAnna Wilkinsonさんと仲間たち。Current Zoologyに載った論文。"No Evidence of Contagious Yawning in the Red-Footed Tortoise" アカアシガメではあくびは伝染らない。謎の多い「あくびが伝染るメカニズム」の研究において、伝染らない動物の存在は極めて有用!こちら、no title、Current Zoology (2011)化学賞:滋賀大学の研究チーム。火事などの緊急事態においてわさびを噴霧することで寝ている人に知らせる研究とわさびアラームの開発。現在特許出願中(US patent appli

    keloinwell
    keloinwell 2011/09/30
    数学賞のオチがw